30/07/16

夏は本を1冊コンプリート!

関東地方はついに梅雨明け宣言!
セミも元気よく鳴き始めた市ヶ谷周辺です。暑さに負けてはいませんか?

さて、もうすぐ夏休み、もしくはもう夏休み突入、という方もいらっしゃるでしょう。
ゆっくりとした時間を取れる良いこの機会に、何でもいいので1冊は本を読んでみましょう!
その1冊がスペイン語の本だったらうれしいですね。

スペイン語の本1冊に挑戦したい!という方にはリーディング教材をおすすめします。
選ぶ1冊はレベルに合ったものでもいいですし、好きな話題の登場するものでもいいと思います。ともかく1冊を読破して達成感を味わうことを目標に。

リーディング教材を読むコツ!
以下に書くことは実際に私が英語やスペイン語を学んだ時に使っていた方法です。みなさんそれぞれに方法やコツがありますので、こんな方法もあるんだ~とご参考までに。。。

①辞書なしで通しで目で追って読む
はじめから知らない単語を全て引くと一向に進みません。この単語はこういう意味かな?と前後関係から推測して読んでいきましょう。

(音声CD、ファイルのあるタイトルだったら、最初は文字を追わずに全て聞いてみること。何度か聞いた後に初めて文字を見て、聞き取れていたか確認)

②声に出して読む
さっき聞いた音声通りスラスラ言葉が読めない・・・と嘆いてはいけません。練習あるのみです。聞きながら真似して練習を重ねるとあら不思議。単語と単語の間で詰まっていたのが、まとまりで言えるようになっています。

真似して読むことで意味の切れ目が分かるようになり、動詞と前置詞が組み合わさったイディオムが見抜けるようになります。

③知らない単語を引く
逐語訳をする必要はないと思います。大体こんなことが書いてあるんだな、と概要をつかむだけでもいいのではないでしょうか。そして引いた単語はどこかにまとめておきます。さらに、余裕があればその単語の派生語も一緒に調べて書いておくと一石二鳥以上の収穫が!

④大体の本の内容が頭に入ったところで①へ戻る
③の作業で実はピンと来ていなかったことも、通して読む(結末を知った上で読む)ことで、小さな疑問もクリアに!

・・・いかがでしょうか。
1つ1つの行程はそんなに難しいことはないので、あとはやる気のみ!
好きな話題のものを手にとって見るのが続けられるコツですね。

セルバンテス書店には様々なシリーズのリーディング教材があります。
ぜひ興味のある話題のシリーズの1冊をコンプリートしてみてくださいね。

◆初級(A1-A2レベル程度)はこちら
◆中級(B1レベル程度)はこちら
◆中上級(B2レベル程度~)はこちら

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10/06/16

スペインのラジオ放送を聴いてみよう

関東地方も梅雨入りしましたが、みなさんのお住まいの地域はいかがでしょうか。
じめじめした気候が続きますが、元気にまいりましょう!
弊書店のあるセルバンテス文化センターの玄関ではとてもかわいらしい紫のアジサイが満開です。なかなかフォトジェニックなアジサイなので、ぜひ見にいらしてくださいね。

スペインの放送がインターネットで見られるということは以前こちらのブログでお伝えしました(スペインの放送を視聴しよう)。スペイン国営放送(TVE)ではドラマを字幕つきで見られることもここでお伝えしましたね(スペインのドラマ!

今日はラジオについてお話しましょう。
スペインのラジオ局の番組ももちろん日本で聴くことが出来るんです。
私がよく聞いている代表的なラジオ局をいくつかご紹介します。

◆CADENA SER
http://cadenaser.com/

◆ONDA CERO
http://www.ondacero.es/index.html

◆COPE
http://www.cope.es/

◆LOS 40(音楽番組)
http://los40.com/

◆RNE(スペイン国営放送)
http://www.rtve.es/radio/

私のお気に入りはONDA CEROのスポーツ番組"Al Primer Toque"
放送が月曜から金曜の0時~2時(スペイン時間)で、ちょうど日本時間の朝7時~9時にあたるので毎朝出勤前に聞いています。サッカーの試合直後には選手や監督のインタビューが流れたり、大事な試合前には彼らがゲストとして出演したり、サッカーだけでなく、さまざまなスポーツについてパーソナリティたちがアツく語っています。

それから同じくONDA CEROの"Gente Viajera"
こちらは旅の情報番組。スペインはもちろん世界各地の観光地やグルメ、おすすめスポットについて、パーソナリティとゲストがさまざまな情報を教えてくれます。あまり日本では知られていないスペインの小さな町のお祭りなども知ることが出来て面白いですよ。

いま紹介した5つのラジオ局はアプリもあるので、ご興味のある方はダウンロードしてみてくださいね。いろんなジャンルの番組があるので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。ともかくみんな早口だし、話をしているのにかぶせて話をするし、最初は???かもしれませんが、根気よく聞き続けてスペイン語のリズムに慣れることが大事ですね。

(Y)

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13/05/16

あのベストセラーが刊行15年

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
わたくしYは連休を利用して、ついに親知らずを抜きました(T_T)
抜歯後は満足に食べられず、お酒も飲めず辛かったです・・・。
さて親知らずはスペイン語でなんというかご存じですか?"Muela del juicio"といいます。
Juicioは判断力、分別、良識という意味を持つので、物事の分別がつく、つまり大人になる頃に生える歯、ということでしょうか。

DICCIONARIO DE ESPANOL PARA EXTRANJEROS によると、
muela del juicioはla que está al final de la boca y aparece en edad adultaと意味が書かれていました。うむ、その通りですね。
「親知らず」もなかなかすごい表現ですが、Y母にスペイン語ではどういうか話したところ、面白い表現だね、という感想。しかしその感想まではよかったのですが、「あなたはどうだか(=分別がついているようには思えない)」でした(笑)。まだまだひよっこのYですが、親知らず抜歯を機に本当のオトナになります。

さて、前置きが長くなりましたが・・・。
明日5月14日はある、世界的ベストセラーの本が刊行されて15年になります。
それは、カルロス・ルイス・サフォンの「風の影」です!
日本でも翻訳本がベストセラーになっているので、お読みになった方も多くいるのでは?
私も大好きな本の1つで、これに続く2作目、3作目、原作本も読みました。

大学生の時にふとしたきっかけで出会い、ある日の夜遅くに読み始めたのですが、面白くてページをめくることが止められず、気づいたら朝になっていました。翌日はあるクラスの期末試験だったのに・・・!

この頃では本を読むだけでは飽きたらず、バルセロナに行くたびに、さまざまな場面の舞台に足を運ぶまでに!主人公ダニエルがお父さんと一緒に働いていた古書店のある通り、フェルミンと初めて出会う広場、ダニエルが「顔のない男」に声をかけられる港の桟橋・・・完全にマニアです(笑)。しかし、まだアルダヤ家を見たことがないのが心残りです。

そして忘れてはならないのが、この「風の影」シリーズで重要な場所、「忘れられた本の墓場」のある通り。実はこの通りのある地区はあまり治安がいいとは言えない地区にあります。現在ではだいぶ良くなっているようですが、それでも他の治安の良いところから比べると一人で(特に女性が)歩くのは少し怖いなという印象を受けるところです。しかし好奇心に駆られた私は手荷物を最小限にして行ってみました。行って写真を撮っただけですぐに大通りに戻ったのですが、やはり他とは雰囲気が違っていましたね。なので、あまり一人で行くのはおすすめしません。二人以上で行かれても見たらすぐ大きな通りに戻ったほうが良いでしょう。手荷物は最小限で!

舞台めぐりをするほどハマってしまいましたが、その本が刊行されて15年。
これまで40カ国で販売され、2500万人がサフォンマジックにかかっているそうです。現在3作目まで刊行されていますが、4作目はまだサフォンは完成させていません。1作目から続くミステリーはどのように完結するのか、本当に楽しみです。

まだお読みになっていない方は、日本語訳本からでも十分です。ぜひ、お手にとって読んでみてください。ただし、寝不足には気をつけて・・・。

カルロス・ルイス・サフォンHP⇒http://www.carlosruizzafon.com/index.php
サフォンの3部作のスペイン語版は当書店でも取り扱いがあります⇒「忘れられた本の墓場」3部作

↓「センペーレ古書店」のあったサンタ・アナ通り
(2009年11月に撮影しました)
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(Y)

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27/04/16

DELE試験について

大型連休前のセルバンテス書店よりこんにちは。
誠に勝手ながらセルバンテス書店は2016年4月29日(金)~5月6日(金) お休みを頂きます。
ご不便をおかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。

5月にDELE受験をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。セルバンテス文化センターさんではすでに5月受験の申し込みは締切っていますが、直前に出来ることについて考えてみました。

  • 問題集、単語集に既に取り組んでいらっしゃる方は、ひとまず全て終えられること、余裕があれば間違ったところの見直しなど。
  • スペイン語圏の動画をネットでご覧になって耳を慣らすこと
    スペイン国営放送 
    http://www.rtve.es/

    スペイン以外のスペイン語圏の人々の話が聞けるサイト(トランスクリプションも載っています) 
    http://cvc.cervantes.es/lengua/voces_hispanicas/
  • セルバンテス本部DELEサイトでモデル試験を見てみる
    http://dele.cervantes.es/informacion/niveles/tipos.html
  • スペイン語を書いてみる
    前述のモデル試験の記述問題をご覧になってとりあえず書いてみる。
  • スペイン語を話してみる
    前述のモデル試験、PDFファイルになっているものの一番最後に口頭試験のモデルが載っています。下記はA2。とりあえずモデルを見ながらご自身でスペイン語を口に出してみる
    http://www.cervantes.es/imagenes/File/lengua/diplomas/a2/MODELO_COMPLETO.pdf

ざっとこのような感じでしょうか。書くと話すは大変ですが、とりあえず書いてみる、話してみることで当日の緊張がかなりほぐれると思われます。

連休中、お時間あったらぜひスペイン語に取り組んでみてくださいね!(m)

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23/02/16

スペインのドラマ!

冬はすっかり引きこもりがちなセルバンテス書店のYです。
毎年この時期は引きこもりの様子をみなさまにお伝えしていますが、今年の冬も相変わらず…。

昨年は『情熱のシーラ(Tiempo entre costuras)』の放送があり、
日本のスペイン、スペイン語ファンの間で空前のシーラブームがやってきましたが、
実を申しますと、わたくしYは全くその波に乗れず…。
というのも別のスペインのドラマにハマってしまったからです!!
それはスペイン国営放送TVEで放送中の"El ministerio del tiempo"
昨年シーズン1が放送されていましたが、かなりの高視聴率を獲得したらしく、
シーズン2の放送も決定、新シーズンがつい先週から始まりました。

こちらのページ⇒EL MINISTERIO DEL TIEMPO 

ここまで読んでくださったみなさんの中に疑問を持った方もいらっしゃることでしょう。
Yは日本にいながらスペインのドラマを見ているの!?
はい、そうです!日本にいながらスペインのドラマを見ています。
なんとTVEは太っ腹(!?)なことに、自局で製作したドラマをなんとインターネットでも
流しており、かつアーカイブされているので、いつでも見られるようになっています。
さ・ら・に!字幕までつけてくれているのです!!

このEl ministerio del tiempoというドラマ、内容は、というと・・・
スペイン政府の架空の秘密組織「時間管理省(とでもしておきましょうか)」のエージェント達が各時代を飛び回り、
過去・歴史をそのままに保って現在に影響しないようパトロールする、というもの。
主役のエージェント3人は21世紀の人、19世紀の女子学生、16世紀の軍人といった様々な時代を生きている人たちなので、
パトロール中、それぞれの時代の価値観の違いにより意見がぶつかることもしばしば。
初めは3人も正義感からミッションを遂行していくのですが、3人自身も変えたい過去があるのに、
自分の利益のために過去を変えてはいけないという組織のルールに葛藤する様子も描かれています。

もちろん、私は新シーズンの第1話まで見ました!(笑)
もう面白くて途中でやめられず、1日に3話連続で見たことも…。
ストーリーが禁断の、「もしも歴史が・・・」を扱っているのが面白いですね。
第1話は1808年から始まったスペイン独立戦争が舞台。
19世紀のフランス人兵士がひょんなことから現代にやってきてしまい、
本屋で見つけた歴史書に、フランスはこの戦争で負けてしまうという記述を発見し、
元の時代に戻ってフランスが勝利するようにあれやこれや作戦を立てる・・・

溶けたチーズならぬ、溶けたタブレットが描かれているダリの絵が発見されたり、
11世紀に生きているはずのエル・シッドがなぜかボールペンで本を書いていたり・・・
これらには全て秘密があった!・・・ちょっとおもしろそうじゃないですか?

残念ながら日本語字幕はありませんが、スペイン語の字幕がついていますし、
わからないことがあれば、動画を止めて辞書を確認することができます。
あっ!スペインの歴史も知っておくと楽しさは倍増しますよ。
(スペイン通史)BREVISIMA HISTORIA DE ESPANA[HIS01127]
(学習者向けに解説した歴史読みもの)BIBLIOTECA BÁSICA HISTORIA 

TVEではこのほかたくさんのスペインドラマが見放題です!
ぜひ、お気に入りのドラマを見つけてくださいね!

(Y)

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7/01/16

今年もよろしくお願いいたします

昨年はセルバンテス書店、インタースペイン・ブックサービスをご利用いただきまして誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、新年に際して楽しげな音楽をいたしますね。本日ご紹介するのはコロンビアの音楽グループ、Monsieur Perinéの「nuestra canción」という曲です。


明るい曲調と、女性ボーカルCatalina Garcíaのライトな歌い方が聴きやすく、それでいてなんとなく耳に残るメロディだと思います。言葉遊び風に韻を踏んでいるので、歌詞の意味を捉えようとするとよくわからないところもありますが、過去形のコンビネーションが出てくるのが参考になります。コロンビアのスペイン語なので現在完了は出てきません。
今はネットで様々な国のスペイン語が聞けるようになりましたが、コロンビアのスペイン語は発音も明瞭で分かりやすいと思います。

しかもこのPVは歌詞が出てくる(というか歌詞そのものがモチーフになっている)ところがポイント!口ずさみながらスペイン語の練習をしてみてくださいね。
ではことしもよろしくお願いいたします!(m)



オフィシャルサイトはこちら
http://mperine.com/

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17/12/15

スペイン選挙戦--ラホイ首相のことなど

いよいよ年末ですね!クリスマスムードが高まる今日このごろですので、スペインの巡礼の地として名高いサンティアゴ・デ・コンポステーラの聖なる門=la Puerta Santaが聖ヤコブの年ではないにもかかわらず、その門を開けることになった、、、というニュースをお伝えしようと思っていたのですが、本日、日本のヤフーニュースでも取り上げられたスペインのラホイ首相、選挙前の遊説中に殴られるというニュースの方をお伝えしたいと思います。

Mariano Rajoy氏は現スペインの与党El Partido Popular =PPの党首でこの12月20日に行われる総選挙前にガリシア州の街、Pontevedraの中心部を遊説していたところ、近寄ってきた若者にげんこつで殴られてしまいました。

PontevedraはRajoy氏が育った街で、そのような馴染みのある土地でこのような襲撃(=agresión)を受けてしまったということになります。


今回の選挙は与党が勝利を納めるのか、政権交代するのかいろいろと注目されている選挙でもあります。たまたま昨日、自宅でスペインニュースをネットで見ていたところ、14日の月曜日にスペインで放映されたテレビの党首対談が話題になっていました。

このRajoy氏とPSOE(Partido Socialista Obrero Español)の党首Pedro Sánchez氏の対談で、
Sánchez氏がRajoy氏
“No es un político decente”.
=あなたは慎みのある政治家ではない、ぐらいの意味か?
といったところ、Rajoy氏はかなり強めにとSánchez氏に以下のように反駁したのです。
“No acepto que me insulte”“Es usted ruin, mezquino y deleznable”
ruin の意味は「悪辣な、卑劣な、軽蔑すべき」mezquinoは「けちな、しみったれた、卑しい」deleznableは「もろい」となります(小学館西和中辞典より)

http://www.huffingtonpost.es/2015/12/14/debate-rajoy-sanchez_n_8806668.html

上記リンク先に動画もあるので見ていただくとわかるのですがかなり白熱したような印象で、この部分だけネットで取り上げられたりしていました。

Sánchez氏に対談で「一撃を食らった」Rajoy氏が現実にも一撃をくらってしまった、、、というようなニュースなのではないかと思いました。勿論、若者のRajoy氏への暴力は許されないものであり、党首対談と比べるような事件ではないのですが、スペインでは選挙前でいろいろ起こっている、ということをひとまずお伝えしたい次第でございます。(m) 

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16/10/15

サルグツワ法案 El Ley Mordaza

関東地方ではようやく秋の訪れが感じられる今日このごろ、皆様いかがおすごしでしょうか。11月のDELE試験を受験予定の方は着々と準備をされているころでしょうか。

単語力、作文力、読解力を伸ばすにはやはりスペイン語の文章をたくさん読むのが良いでしょう。しかしなかなか集中力が持続しませんね。今回ご紹介するのは、スペインの話題のニュース。1つのテーマのニュースを読んでみることでまとまった語彙が増え、その国への理解も深まると思われます。

ニュースのテーマはスペインでこの夏、施行された(=entrar en vigor)法案、el Ley de Seguridad Ciudadana、通称「猿ぐつわ」法案(=el ley mordaza)についてです。夏の終わりにバルセロナを旅行した際に、現地の友人たちがとかく話題にしていたのがこの法案についてでした。いわく「昼寝をしている警官を動画で撮影してtwitterにアップしたら罰金」を科せられる法案であり、市民の口を塞がせる法案であるとのこと。まったくスペイン事情には疎いもので、この法案については何も知りませんでした。正直、そんな法案があるのかなあぐらいの印象でした。この機会にいろいろ調べてみました。

まずはこういう話題に敏感そうなEl PAIS紙のまとめサイトがすぐにヒットします。
http://elpais.com/tag/ley_seguridad_ciudadana/a/

法律が施行されると、処罰される(=sancionar)5つの行動
http://politica.elpais.com/politica/2015/06/25/actualidad/1435244324_666533.html

行動の一つとして挙げられているのが「fotografiar a policias」:友人たちが話していたのはこのことだったと思われます。警察個人とその家族の安全のために肖像や個人情報を拡散(=difundir)してはいけないということのようです。その他にも議会の前でのデモや平和的な抵抗も罰せられる可能性があり、それらが違法かどうかが警察の判断に委ねられるところが問題のようです。

さすがにEl PAIS、語彙がやや難しいです。そこでBBCによるスペイン語ニュースサイト BBC mundo で同じ記事を読んでみます。
http://www.bbc.com/mundo/noticias/2015/07/150701_espana_que_implica_la_ley_mordaza_ig

俄然わかりやすく書かれていますね。処罰の対象になりうる行動の一つとしてEl Paisが「Protestar en las alturas=高所で抗議すること」としている行動がBBCでは「Protestar en edificios o monumentos=建物や記念碑の上で抗議すること」となっています。具体的です。El Pais でなんかよくわからなかったな、と思ったら同じ記事をBBCで探してみるといいかもしれませんね。

中道右派と言われるEl Mundo紙はこの件についてどう書いているでしょう。
http://www.elmundo.es/espana/2015/07/01/559418d5268e3eb16d8b4582.html

Las 44 conductas que se multan en la nueva 'ley mordaza' として条文をそのまま載せていますね。

おなじ条文を載せていてもEl Confidencialは写真が過激です。conductasではなくcausasという言葉を使っています。

http://www.elconfidencial.com/espana/2015-06-30/44-causas-para-ser-multado-por-la-ley-de-seguridad-ciudadana_910752/

保守派新聞ABCは同法案の施行をどう報じているでしょうか
http://www.abc.es/espana/20150326/rc-claves-seguridad-ciudadana-201503261938.html

La definitiva aprobación este jueves de la Ley de Seguridad Ciudadana pone fin a 16 meses de tramitación en los que el texto ha sufrido numerosas modificaciones con respecto al borrador original del proyecto presentado por Interior en noviembre de 2013. En algunos casos directamente han desaparecido del redactado algunas de las conductas más polémicas como la que sancionaba los "ultrajes a España".

ultraje =乱暴、非道 という表現が使われていますね。ちなみにこの言葉、小学館の西和中辞典の例文はultraje a las buenas costumbres 良俗に反する行い、風紀を乱す行為 となっています。

日本でも最近、重要法案が採決されましたが報道機関によって主張が異なっていたのが印象的でした。使われている語彙、写真などに注目して各紙の傾向を判断するのも面白いかもしれません。

お気に入りのニュースサイトを見つけてみてくださいね(m)

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画像掲載元サイト
http://www.pedirayudas.com/actualidad/ley-mordaza-el-silencio-de-la-ciudadania/




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18/08/15

DELE B2試験対策問題集出ました

お盆があけて、まだ蒸し暑さが残っている東京ですが、いかがお過ごしでしょうか。
最近Yはプールで泳ぐことにハマってしまい、夏季休業中、週3回ほど通っていました。
学生時代、(幽霊)水泳部員だったので、泳ぐこと自体は得意だったのですが、
なんせ○年ぶりにプールに入ったので、泳ぎ方を忘れていないかすごく不安でした。
が、いったんプールに入ってみれば手と足が勝手に動く!
今では25mを最低何ストロークでいけるか、自分の限界に挑戦しています。

そう、私の水泳のように小さい頃体で覚えたことは何年たっても忘れないものなんですね。
ということは、スペイン語も声に出して発音したり、書いたり、聞いたりすれば、きっと自分の身になるもの!

さて、本日は新刊DELE対策教材刊行のお知らせです。
その名も・・・「DELE 試験対策問題集 OBJETIVO DELE B2

日本人の学習者の方のために、スペイン語オリジナル版の巻頭に掲載の"Consejos"の
部分を「合格のためのアドバイス」として翻訳・一部加筆修正し編集した日本語版です。

どんな試験でもいえることですが、事前に準備をして万全の態勢で試験に臨むことが何より重要です。
ど んな試験内容なのか、どのような対策を行ったらよいのか、知らないと不安になりますよね。ましてやDELE試験は問題文から当日の試験官たちの指示から全 てスペイン語です。問題文を読み解くのに時間がかかってしまったり、慌ててしまって実力が発揮できないなんてもったいない!

文章表現問題では型や必要な表現もこの問題集ではアドバイスとして掲載しています。
このブログをいつも読んでくださっているみなさまなら、「あっ」と思うことがありますよね?(そうあってほしいですが・・・)

そう、2年前わたくしYが受けたDELE B2受験体験記を・・・。
(2年前なので現在の試験方式と変わっています。)

十分勉強していたつもりでしたが、あの時これがあったらー!
フォーマルな手紙の書いたり、データを読み込んで記事を書くなどB2レベルでは 求められる能力が格段に上がります。少しのアドバイスがあれば不安も解消されるのではないでしょうか。スペイン語の手紙ってどう書くんだっけ?何段落くら い書けばいいの?など試験中に出てくる疑問はここで解決!100%試験の内容に集中するために、1度読んでおくだけでも少しは不安も解消するでしょう。

次回のDELE試験は今から3ヶ月後の11月ですね!
まだまだ時間はありますので、B2レベルの受験をお考えの方は1度手にとって見てみてください。何が分かっていて、何が分かっていないか、今の段階で知ることが出来ると、これからの試験準備も変わってくると思います。

みなさんの一歩進んだスペイン語学習のお役に立てることを願って。。。

(Y)

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3/06/15

NHKの海外(スペイン)ドラマ

季節外れに暑かった5月が終わった途端に、雨模様な市ヶ谷からこんにちは。

スペイン関係のtwitterをフォローしていると、ちらちら流れてくるのが今月NHKの海外ドラマとして始まるスペインドラマ、「情熱のシーラ」の情報です。

Eltiempoentrecosturasdrama

第1回は6月7日日曜日午後11時。


NHKによるドラマの紹介は以下のとおり

お針子として働く一人の少女、シーラ・キローガ。ごく普通の少女だった彼女が、そんな波乱の人生を送ることになるとは、誰も想像をしていなかった・・・。しかし、すべては彼女のひとつひとつの“決断”が、その時を変え、人生の進むべき道を決めた―。

世界25か国語に翻訳されたスペインのベストセラー小説をドラマ化。舞台は、スペイン内戦、第二次世 界大戦時のスペインとモロッコ、ポルトガル。愛、陰謀、裏切り、友情…。時代に翻弄されながらもたくましく生きた女性の物語。エキゾチックな映像美と数々 の華麗な衣装とともに繰り広げられる魅惑の“ロマンス・ミステリー”。

卓抜した洋裁技術を持つ主人公シーラは、堅実な婚約者がいながら、情熱的で奔放な男性ラミーロに惹(ひ)かれ恋に落ちる。そして、彼の仕事への野望を信じ二人でスペインを離れモロッコに移住するが、ラミーロの裏切りにより波乱の人生が始まる…。

逆境に負けず、モロッコで出会った友たちに支えられながら、オートクチュールの店を開き懸命に生きるシーラ。しかし、時代は第二次世界大戦、ナチスドイツの高官の妻たちを顧客に持っていたことから、対立するイギリスから危険なスパイ活動を頼まれることに…。

どこかで聞いたような話だな、、、と思っていたら、以前セルバンテス書店でもお取り扱いのあったベストセラー「El tiempo entre costuras」を元にしたドラマでした。
Eltiempoentrecosturas

この本の思い出といえば、2011年の東日本大震災の後、東京でも余震が続き不安な気持ちを抱えながら、間引き運転の続く電車で不便な通勤生活を送っていた頃、不要な寄り道をなるべく避けて、家と職場の往復で毎日が過ぎて行きました。

そんなおり、スペイン大使館で「New Spanish Books」というスペインで前年度に話題になった本を幅広く紹介する、というイベントが開催されることになりました。セルバンテス書店にも招待状が来ましたが、「余震が起こって帰れなくなったら困るよね」と躊躇していたところ、弊社の社長が「こういうときだからこそ、気持ちを切り替えないと!」と出席を促してくれたのでした。

その会場で紹介されていた本の一つが、この「El tiempo entre costuras」でした。とにかくスペインでは話題のベストセラーである、という触れ込みでした。印象的なタイトルと表紙が記憶に残り、その後書店でも取り扱いました。

costurasは sm社の辞書Claveの語義の3番目、「Serie de puntadas que une dos piezas」 =縫い目の意味に当たると思われます。tiempo は「時間」、直訳すると「縫い目の間の時間」、となるでしょうか?主人公がお針子さんなので、裁縫を生業としながら過ぎていく時間、針目のように縫いこまれていく年月、というイメージを湧き起こさせるいい題名だと思います。

残念ながら原書を読むチャンスはありませんでしたが、今回のドラマ放映をきっかけに翻訳が出版されることになったようです。

情熱のシーラ

原題があまり(ほとんど)生かされていない邦題は少し残念ですが、日本語で読んだり、ドラマを見たりできるのは嬉しいですね。原書もご興味ある方はこちら→
EL TIEMPO ENTRE COSTURAS
(m)

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