4/07/17

単語学習のためのミニレクチャーを開催しました

7月1日土曜日にセルバンテス書店店頭にて
「単語学習のためのミニレクチャー」を行いました。
店頭にて学習者のみなさんと「そもそも単語を覚えるってどんなことなのか」「単語を効果的に学ぶためにはどのような方法があるのか」「普段どのように学んでいるのか」などについて一緒に考えていきました。

12時30分と15時30分の2つのセッションにそれぞれ8名ものみなさんが集まってくださいました。多くのみなさんがB1からB2レベルの学習者ということで、一回目のセッションはほぼスペイン語で行いました。
20分を予定していたレクチャーでしたが、盛り上がり2回目はなんと1時間以上も意見交換をしてしまいました。それだけ、みなさんの「学習方法」に関する関心が高いのだなと思いました。

さて、肝心の中身ですが、まず参加者のみなさんに学習方法のアンケートを行っていただきました。普段単語を覚える時にどんな方法を使っているか?の10問に答えていただくと自然に多様な方法に気がついていただけるようなアンケートにいたしました。

また、「認識語彙」と「運用語彙」の違いに気がついていただけるように実際に参加されたみなさまに手を動かしてタスクを行っていただきました。

参加者のみなさんが、1つの言葉を品詞を替えて派生語を覚えて行く方法や、コロケーションを意識することをしっかりと感じていただけたのではないかと思います。

すっかりみなさんと打ち解けて単語学習以外の質問にも取り組みました。B1の方々からは、アクセント記号のルール、そして、B2レベルの方からは、verbos de emoción の構文(そろそろ接続法の導入ですね!)があり、教える方としても「なるほどレベルが違うとひっかかる項目も違うんだなあ」ということがよくわかりました。

「日本語で説明があるともやもやしていたものがスッキリしました」と言っていただけたことが主催者としても本当に嬉しく思いました。

今後も、せまい店内ですがこのようなイベントを行っていきたいなと思いました。
ご参加くださったみなさまありがとうございました! (T)

Foto_b1

|

18/11/16

バルセロナで本屋めぐり

11月に入ってすっかり気温が下がり、慌てて冬物を出しました。
急に寒くなって体調を崩されている方もちらほら・・・。みなさん、風邪には気をつけましょうね!(私も含めて)

スタッフYはこの10月、バルセロナで行われたFeria Internacional del Libro(国際ブックフェア) "LIBER 2016" に参加してきました。スペインをはじめとする各出版社のブースがずらりと並び、今年は電子書籍やアプリを展示しているブースもあり非常ににぎやかでした。
目玉は
セルバンテス没後400周年を記念したスペイン教育文化スポーツ省のブースで、ドン・キホーテのさまざまなバージョンやセルバンテスについて書かれたタイトルなどが並べられていました。
Img_4029_2
このブックフェアでゲットした新刊情報は徐々にオンラインショップにアップしていきますので、お楽しみに!

バルセロナ滞在中は、何軒か市内の書店をぶらぶらまわりました。職業柄?やはり本に囲まれると気分が落ち着きます。どんな本が売れているのだろう、どんな風に並べられているのだろう、などなど書店の雰囲気や売れ筋は気になります。

今回訪れたのはグラシア通りのCASA DEL LIBRO(カサ・デル・リブロ)とマジョルカ通りのLA CENTRAL(ラ・セントラル)書店。


カサ・デル・リブロはガウディの作品、カサ・バトリョの近くにあるので、ガウディの建築物を訪れた後にちょっと立ち寄ってみるのもいいかもしれないですね。本好きな方にとってはちょっと・・・という時間では済まされないほど広いので、時間に余裕を持ってくださいね(笑)。実際に私もちょっと立ち寄るつもりでしたが、結局1時間近くいました。

カサ・デル・リブロはスペイン国内にいくつか支店のある大手書店ですが、今回立ち寄った支店はバルセロナにあるので、カタルーニャ語の本もたくさん置いてあります。また、書棚に掲げられているジャンルはカタルーニャ語で書かれているので、最初は戸惑いがあるかもしれません。

続いてはマジョルカ通りのラ・セントラル書店。ランブラ・デ・カタルーニャをちょっと曲がったところにある、赤い看板が目印のオシャレな書店です。
14725741_10154551809414070_88605747
2階にはカフェも併設されているのでゆ~っくり過ごせる素敵な場所です。私が行ったときには、このお店オリジナルのかわいいエコバッグも販売されていました。この書店もおすすめですので、バルセロナに行かれた際はぜひお立ち寄りください!

その他書店ではないのですが、美術館の中にあるギフトショップの書籍コーナーもいくつか行きました。その美術館のカタログはもちろん、芸術・美術に関する本だけが集められているので、美術に興味のある方はギフトショップをのぞいてみるのもいいかもしれません。宗教画を鑑賞するのに大いに役立つ、このイコノグラフィー辞典も置いてありました。

書店はいろいろ発見があります。
それまで興味のなかったジャンルの本を手に取ったら思いの外面白かった、自分の世界が広がった、自分では経験出来ないことを主人公を通して知ることが出来た、などなどたくさんの発見や経験が出来る場所だと思います。国内でも、海外でも、ぜひ書店で新しい自分を発見してみませんか・・・?

(Y)

|

17/09/16

コーヒーの値段が変わる!?

気づいたら9月も半分終わっていました!
すこーしずつ秋がやってきているんですね。
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、食欲の秋、食欲の秋・・・
わたくしスタッフYにとっては一年を通して食欲の秋ですが。

さて、最近興味深い記事を見つけました。
なんとコーヒーの注文の仕方で値段が変わる、というもの。
スペイン・ジローナ県のとある小さな町のカフェでは、コーヒーの値段は以下のようになっています。

EL PAÍS VERNEの記事

Un café(コーヒー1杯)・・・5ユーロ
Un café, por favor(コーヒー1杯ください)・・・3ユーロ
Buenos días, un café por favor(おはようございます、コーヒー1杯ください)・・・1.30ユーロ

この3つの言い方の違い、そして注文を受けた側の印象の違いは分かりますか?
下へいくほど丁寧で、注文を受けた店員さんも感じよく受け取ってくれます。
このカフェを経営する女性オーナーはこう言っています。
"Un poquito de simpatía no hace daño a nadie"
「(直訳すると)少しの感じのよさは誰も傷つけません。」たしかにその通りですね。

お互い気持ちよく生活するには、相手への丁寧さと敬意が必要だと最近感じます。
たしかに、コーヒー1杯、と注文すればコーヒーは出てきますが、なんだかそれではさびしい。
「お願いします」「ありがとうございます」たった一言加えるだけで、印象が変わるのであれば言ってみましょう。きっと言う側もちょっと気持ちいいと思います。

私の経験で、初めてスペインに旅行した際、ともかく文法はたどたどしかったのですが、お願いをするときや何か購入する際は必ず、por favorとつけていました。こちらは外国人なのでスペイン語で話している点ではすでにプラスの印象を持ってくれていたようですが、丁寧に話すと、こちらの意図をさらに正確に捉えようと一生懸命聞いてくれたように思います。

もちろん外国語だけでなく、日本語でも同じではないでしょうか。
この記事の中でも、"con simpatía se consiguen más cosas"
「(直訳すると)感じのよさはさらに多くのものを獲得される」
笑顔だったり、幸せな気持ちだったり、もしかしたらお友達も出来るかも?!

ちょっと今回は「スペイン語を学ぶ」という視点からはちょっと外れているかもしれませんが、コミュニケーションに必要な大事な部分を書いてみました。

今回の記事でよく出てきたsimpatíaは、この西西辞書では、
"Modo de ser o carácter de una persona que la hace agradable a los demás"でした。

(Y)

|

30/07/16

夏は本を1冊コンプリート!

関東地方はついに梅雨明け宣言!
セミも元気よく鳴き始めた市ヶ谷周辺です。暑さに負けてはいませんか?

さて、もうすぐ夏休み、もしくはもう夏休み突入、という方もいらっしゃるでしょう。
ゆっくりとした時間を取れる良いこの機会に、何でもいいので1冊は本を読んでみましょう!
その1冊がスペイン語の本だったらうれしいですね。

スペイン語の本1冊に挑戦したい!という方にはリーディング教材をおすすめします。
選ぶ1冊はレベルに合ったものでもいいですし、好きな話題の登場するものでもいいと思います。ともかく1冊を読破して達成感を味わうことを目標に。

リーディング教材を読むコツ!
以下に書くことは実際に私が英語やスペイン語を学んだ時に使っていた方法です。みなさんそれぞれに方法やコツがありますので、こんな方法もあるんだ~とご参考までに。。。

①辞書なしで通しで目で追って読む
はじめから知らない単語を全て引くと一向に進みません。この単語はこういう意味かな?と前後関係から推測して読んでいきましょう。

(音声CD、ファイルのあるタイトルだったら、最初は文字を追わずに全て聞いてみること。何度か聞いた後に初めて文字を見て、聞き取れていたか確認)

②声に出して読む
さっき聞いた音声通りスラスラ言葉が読めない・・・と嘆いてはいけません。練習あるのみです。聞きながら真似して練習を重ねるとあら不思議。単語と単語の間で詰まっていたのが、まとまりで言えるようになっています。

真似して読むことで意味の切れ目が分かるようになり、動詞と前置詞が組み合わさったイディオムが見抜けるようになります。

③知らない単語を引く
逐語訳をする必要はないと思います。大体こんなことが書いてあるんだな、と概要をつかむだけでもいいのではないでしょうか。そして引いた単語はどこかにまとめておきます。さらに、余裕があればその単語の派生語も一緒に調べて書いておくと一石二鳥以上の収穫が!

④大体の本の内容が頭に入ったところで①へ戻る
③の作業で実はピンと来ていなかったことも、通して読む(結末を知った上で読む)ことで、小さな疑問もクリアに!

・・・いかがでしょうか。
1つ1つの行程はそんなに難しいことはないので、あとはやる気のみ!
好きな話題のものを手にとって見るのが続けられるコツですね。

セルバンテス書店には様々なシリーズのリーディング教材があります。
ぜひ興味のある話題のシリーズの1冊をコンプリートしてみてくださいね。

◆初級(A1-A2レベル程度)はこちら
◆中級(B1レベル程度)はこちら
◆中上級(B2レベル程度~)はこちら

|

10/06/16

スペインのラジオ放送を聴いてみよう

関東地方も梅雨入りしましたが、みなさんのお住まいの地域はいかがでしょうか。
じめじめした気候が続きますが、元気にまいりましょう!
弊書店のあるセルバンテス文化センターの玄関ではとてもかわいらしい紫のアジサイが満開です。なかなかフォトジェニックなアジサイなので、ぜひ見にいらしてくださいね。

スペインの放送がインターネットで見られるということは以前こちらのブログでお伝えしました(スペインの放送を視聴しよう)。スペイン国営放送(TVE)ではドラマを字幕つきで見られることもここでお伝えしましたね(スペインのドラマ!

今日はラジオについてお話しましょう。
スペインのラジオ局の番組ももちろん日本で聴くことが出来るんです。
私がよく聞いている代表的なラジオ局をいくつかご紹介します。

◆CADENA SER
http://cadenaser.com/

◆ONDA CERO
http://www.ondacero.es/index.html

◆COPE
http://www.cope.es/

◆LOS 40(音楽番組)
http://los40.com/

◆RNE(スペイン国営放送)
http://www.rtve.es/radio/

私のお気に入りはONDA CEROのスポーツ番組"Al Primer Toque"
放送が月曜から金曜の0時~2時(スペイン時間)で、ちょうど日本時間の朝7時~9時にあたるので毎朝出勤前に聞いています。サッカーの試合直後には選手や監督のインタビューが流れたり、大事な試合前には彼らがゲストとして出演したり、サッカーだけでなく、さまざまなスポーツについてパーソナリティたちがアツく語っています。

それから同じくONDA CEROの"Gente Viajera"
こちらは旅の情報番組。スペインはもちろん世界各地の観光地やグルメ、おすすめスポットについて、パーソナリティとゲストがさまざまな情報を教えてくれます。あまり日本では知られていないスペインの小さな町のお祭りなども知ることが出来て面白いですよ。

いま紹介した5つのラジオ局はアプリもあるので、ご興味のある方はダウンロードしてみてくださいね。いろんなジャンルの番組があるので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。ともかくみんな早口だし、話をしているのにかぶせて話をするし、最初は???かもしれませんが、根気よく聞き続けてスペイン語のリズムに慣れることが大事ですね。

(Y)

|

13/05/16

あのベストセラーが刊行15年

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
わたくしYは連休を利用して、ついに親知らずを抜きました(T_T)
抜歯後は満足に食べられず、お酒も飲めず辛かったです・・・。
さて親知らずはスペイン語でなんというかご存じですか?"Muela del juicio"といいます。
Juicioは判断力、分別、良識という意味を持つので、物事の分別がつく、つまり大人になる頃に生える歯、ということでしょうか。

DICCIONARIO DE ESPANOL PARA EXTRANJEROS によると、
muela del juicioはla que está al final de la boca y aparece en edad adultaと意味が書かれていました。うむ、その通りですね。
「親知らず」もなかなかすごい表現ですが、Y母にスペイン語ではどういうか話したところ、面白い表現だね、という感想。しかしその感想まではよかったのですが、「あなたはどうだか(=分別がついているようには思えない)」でした(笑)。まだまだひよっこのYですが、親知らず抜歯を機に本当のオトナになります。

さて、前置きが長くなりましたが・・・。
明日5月14日はある、世界的ベストセラーの本が刊行されて15年になります。
それは、カルロス・ルイス・サフォンの「風の影」です!
日本でも翻訳本がベストセラーになっているので、お読みになった方も多くいるのでは?
私も大好きな本の1つで、これに続く2作目、3作目、原作本も読みました。

大学生の時にふとしたきっかけで出会い、ある日の夜遅くに読み始めたのですが、面白くてページをめくることが止められず、気づいたら朝になっていました。翌日はあるクラスの期末試験だったのに・・・!

この頃では本を読むだけでは飽きたらず、バルセロナに行くたびに、さまざまな場面の舞台に足を運ぶまでに!主人公ダニエルがお父さんと一緒に働いていた古書店のある通り、フェルミンと初めて出会う広場、ダニエルが「顔のない男」に声をかけられる港の桟橋・・・完全にマニアです(笑)。しかし、まだアルダヤ家を見たことがないのが心残りです。

そして忘れてはならないのが、この「風の影」シリーズで重要な場所、「忘れられた本の墓場」のある通り。実はこの通りのある地区はあまり治安がいいとは言えない地区にあります。現在ではだいぶ良くなっているようですが、それでも他の治安の良いところから比べると一人で(特に女性が)歩くのは少し怖いなという印象を受けるところです。しかし好奇心に駆られた私は手荷物を最小限にして行ってみました。行って写真を撮っただけですぐに大通りに戻ったのですが、やはり他とは雰囲気が違っていましたね。なので、あまり一人で行くのはおすすめしません。二人以上で行かれても見たらすぐ大きな通りに戻ったほうが良いでしょう。手荷物は最小限で!

舞台めぐりをするほどハマってしまいましたが、その本が刊行されて15年。
これまで40カ国で販売され、2500万人がサフォンマジックにかかっているそうです。現在3作目まで刊行されていますが、4作目はまだサフォンは完成させていません。1作目から続くミステリーはどのように完結するのか、本当に楽しみです。

まだお読みになっていない方は、日本語訳本からでも十分です。ぜひ、お手にとって読んでみてください。ただし、寝不足には気をつけて・・・。

カルロス・ルイス・サフォンHP⇒http://www.carlosruizzafon.com/index.php
サフォンの3部作のスペイン語版は当書店でも取り扱いがあります⇒「忘れられた本の墓場」3部作

↓「センペーレ古書店」のあったサンタ・アナ通り
(2009年11月に撮影しました)
382924_10150424881794070_10816101_2

(Y)

|

27/04/16

DELE試験について

大型連休前のセルバンテス書店よりこんにちは。
誠に勝手ながらセルバンテス書店は2016年4月29日(金)~5月6日(金) お休みを頂きます。
ご不便をおかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。

5月にDELE受験をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。セルバンテス文化センターさんではすでに5月受験の申し込みは締切っていますが、直前に出来ることについて考えてみました。

  • 問題集、単語集に既に取り組んでいらっしゃる方は、ひとまず全て終えられること、余裕があれば間違ったところの見直しなど。
  • スペイン語圏の動画をネットでご覧になって耳を慣らすこと
    スペイン国営放送 
    http://www.rtve.es/

    スペイン以外のスペイン語圏の人々の話が聞けるサイト(トランスクリプションも載っています) 
    http://cvc.cervantes.es/lengua/voces_hispanicas/
  • セルバンテス本部DELEサイトでモデル試験を見てみる
    http://dele.cervantes.es/informacion/niveles/tipos.html
  • スペイン語を書いてみる
    前述のモデル試験の記述問題をご覧になってとりあえず書いてみる。
  • スペイン語を話してみる
    前述のモデル試験、PDFファイルになっているものの一番最後に口頭試験のモデルが載っています。下記はA2。とりあえずモデルを見ながらご自身でスペイン語を口に出してみる
    http://www.cervantes.es/imagenes/File/lengua/diplomas/a2/MODELO_COMPLETO.pdf

ざっとこのような感じでしょうか。書くと話すは大変ですが、とりあえず書いてみる、話してみることで当日の緊張がかなりほぐれると思われます。

連休中、お時間あったらぜひスペイン語に取り組んでみてくださいね!(m)

|

23/02/16

スペインのドラマ!

冬はすっかり引きこもりがちなセルバンテス書店のYです。
毎年この時期は引きこもりの様子をみなさまにお伝えしていますが、今年の冬も相変わらず…。

昨年は『情熱のシーラ(Tiempo entre costuras)』の放送があり、
日本のスペイン、スペイン語ファンの間で空前のシーラブームがやってきましたが、
実を申しますと、わたくしYは全くその波に乗れず…。
というのも別のスペインのドラマにハマってしまったからです!!
それはスペイン国営放送TVEで放送中の"El ministerio del tiempo"
昨年シーズン1が放送されていましたが、かなりの高視聴率を獲得したらしく、
シーズン2の放送も決定、新シーズンがつい先週から始まりました。

こちらのページ⇒EL MINISTERIO DEL TIEMPO 

ここまで読んでくださったみなさんの中に疑問を持った方もいらっしゃることでしょう。
Yは日本にいながらスペインのドラマを見ているの!?
はい、そうです!日本にいながらスペインのドラマを見ています。
なんとTVEは太っ腹(!?)なことに、自局で製作したドラマをなんとインターネットでも
流しており、かつアーカイブされているので、いつでも見られるようになっています。
さ・ら・に!字幕までつけてくれているのです!!

このEl ministerio del tiempoというドラマ、内容は、というと・・・
スペイン政府の架空の秘密組織「時間管理省(とでもしておきましょうか)」のエージェント達が各時代を飛び回り、
過去・歴史をそのままに保って現在に影響しないようパトロールする、というもの。
主役のエージェント3人は21世紀の人、19世紀の女子学生、16世紀の軍人といった様々な時代を生きている人たちなので、
パトロール中、それぞれの時代の価値観の違いにより意見がぶつかることもしばしば。
初めは3人も正義感からミッションを遂行していくのですが、3人自身も変えたい過去があるのに、
自分の利益のために過去を変えてはいけないという組織のルールに葛藤する様子も描かれています。

もちろん、私は新シーズンの第1話まで見ました!(笑)
もう面白くて途中でやめられず、1日に3話連続で見たことも…。
ストーリーが禁断の、「もしも歴史が・・・」を扱っているのが面白いですね。
第1話は1808年から始まったスペイン独立戦争が舞台。
19世紀のフランス人兵士がひょんなことから現代にやってきてしまい、
本屋で見つけた歴史書に、フランスはこの戦争で負けてしまうという記述を発見し、
元の時代に戻ってフランスが勝利するようにあれやこれや作戦を立てる・・・

溶けたチーズならぬ、溶けたタブレットが描かれているダリの絵が発見されたり、
11世紀に生きているはずのエル・シッドがなぜかボールペンで本を書いていたり・・・
これらには全て秘密があった!・・・ちょっとおもしろそうじゃないですか?

残念ながら日本語字幕はありませんが、スペイン語の字幕がついていますし、
わからないことがあれば、動画を止めて辞書を確認することができます。
あっ!スペインの歴史も知っておくと楽しさは倍増しますよ。
(スペイン通史)BREVISIMA HISTORIA DE ESPANA[HIS01127]
(学習者向けに解説した歴史読みもの)BIBLIOTECA BÁSICA HISTORIA 

TVEではこのほかたくさんのスペインドラマが見放題です!
ぜひ、お気に入りのドラマを見つけてくださいね!

(Y)

|

7/01/16

今年もよろしくお願いいたします

昨年はセルバンテス書店、インタースペイン・ブックサービスをご利用いただきまして誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、新年に際して楽しげな音楽をいたしますね。本日ご紹介するのはコロンビアの音楽グループ、Monsieur Perinéの「nuestra canción」という曲です。


明るい曲調と、女性ボーカルCatalina Garcíaのライトな歌い方が聴きやすく、それでいてなんとなく耳に残るメロディだと思います。言葉遊び風に韻を踏んでいるので、歌詞の意味を捉えようとするとよくわからないところもありますが、過去形のコンビネーションが出てくるのが参考になります。コロンビアのスペイン語なので現在完了は出てきません。
今はネットで様々な国のスペイン語が聞けるようになりましたが、コロンビアのスペイン語は発音も明瞭で分かりやすいと思います。

しかもこのPVは歌詞が出てくる(というか歌詞そのものがモチーフになっている)ところがポイント!口ずさみながらスペイン語の練習をしてみてくださいね。
ではことしもよろしくお願いいたします!(m)



オフィシャルサイトはこちら
http://mperine.com/

|

17/12/15

スペイン選挙戦--ラホイ首相のことなど

いよいよ年末ですね!クリスマスムードが高まる今日このごろですので、スペインの巡礼の地として名高いサンティアゴ・デ・コンポステーラの聖なる門=la Puerta Santaが聖ヤコブの年ではないにもかかわらず、その門を開けることになった、、、というニュースをお伝えしようと思っていたのですが、本日、日本のヤフーニュースでも取り上げられたスペインのラホイ首相、選挙前の遊説中に殴られるというニュースの方をお伝えしたいと思います。

Mariano Rajoy氏は現スペインの与党El Partido Popular =PPの党首でこの12月20日に行われる総選挙前にガリシア州の街、Pontevedraの中心部を遊説していたところ、近寄ってきた若者にげんこつで殴られてしまいました。

PontevedraはRajoy氏が育った街で、そのような馴染みのある土地でこのような襲撃(=agresión)を受けてしまったということになります。


今回の選挙は与党が勝利を納めるのか、政権交代するのかいろいろと注目されている選挙でもあります。たまたま昨日、自宅でスペインニュースをネットで見ていたところ、14日の月曜日にスペインで放映されたテレビの党首対談が話題になっていました。

このRajoy氏とPSOE(Partido Socialista Obrero Español)の党首Pedro Sánchez氏の対談で、
Sánchez氏がRajoy氏
“No es un político decente”.
=あなたは慎みのある政治家ではない、ぐらいの意味か?
といったところ、Rajoy氏はかなり強めにとSánchez氏に以下のように反駁したのです。
“No acepto que me insulte”“Es usted ruin, mezquino y deleznable”
ruin の意味は「悪辣な、卑劣な、軽蔑すべき」mezquinoは「けちな、しみったれた、卑しい」deleznableは「もろい」となります(小学館西和中辞典より)

http://www.huffingtonpost.es/2015/12/14/debate-rajoy-sanchez_n_8806668.html

上記リンク先に動画もあるので見ていただくとわかるのですがかなり白熱したような印象で、この部分だけネットで取り上げられたりしていました。

Sánchez氏に対談で「一撃を食らった」Rajoy氏が現実にも一撃をくらってしまった、、、というようなニュースなのではないかと思いました。勿論、若者のRajoy氏への暴力は許されないものであり、党首対談と比べるような事件ではないのですが、スペインでは選挙前でいろいろ起こっている、ということをひとまずお伝えしたい次第でございます。(m) 

|

«サルグツワ法案 El Ley Mordaza