21/05/12

アルゼンチンひよっこ通信7 ストライキ

日本の皆様こんにちは。アルゼンチン特派員スタッフMです。外国で暮らしていると積極的にニュースを見るようにしておかないと、いろいろ困るというか驚かされることがあります。日本にいると特に気にしていなくても、重要なニュースは人づてにもしくはいつの間にか目に入ってくるものですが、外国にいるとこちらから情報収集しないとなかなか気づかないものです。

先週、この街、ブエノスアイレスにおこったのはまさに生活に密着したこと、地下鉄のストライキでした。

5月16日の昼12時からブエノスアイレス市内の地下鉄A線からH線まで6線全てが36時間のストライキを行いました。「ブエノスアイレスの地下鉄はストばかりだ」という話は到着当時から地元の方に聞いてはいましたが、経験するのはこれが初めてです。

市内の主な交通機関は、地下鉄かバス(=colectivo)かタクシー。バスが一番料金が安く様々な路線があり、まさに「市民の足」。地下鉄は料金が値上がりしたものの、同じ距離ならバスより速くつくので便利です。

水曜日はストライキがあるという情報を聞いてバスを使用。乗ったのが昼間の時間ということもあり、いつもより混んでいるかな、というぐらいで特に問題なし。

しかし問題はその翌日でした。水曜日は昼の12時過ぎから始まったからいいようなものの木曜日は朝からストライキ。午前10時過ぎのバスでもいつも以上の混雑。道も渋滞であちらこちらでクラクションがなりっぱなし。市の中心部に出るのにいつもの1.5倍の時間がかかりました。

バスの中では携帯電話で「Hola, soy Andrea...Si, Si, Todavía estoy viajando. No sé....Ya llegó Carlos?=オラ、アンドレアよ。そうそう。まだ途中。さあ?カルロスはもうついたの?」と話している女性を目撃。この女性は強者で座っているとはいえかなり揺れるバスの中、じっくり化粧をしてました。他にも電話をかけたりメッセージを送ったりと連絡を取り合う人々がちらほら。

用事を済ませて市内から家に向かったのは、午後1時すぎ。普段なら比較的すいている時間帯ですが、バス停には長い列が。嫌な予感がしながら列の最後尾につくと、列の何人かが携帯電話で何やら話したりGuía T(バス路線のガイドブックでブエノスアイレス市民必携アイテム)を取り出してなにやら話していました。

いつもならすぐ来るバスを待つこと15分ほど。前後に並んでいた人々が次々に去っていくのでどうしたことかと耳をそばだててみました。どうやらこのバスはこないようなので他の路線を当たった方がいいようです。幸いすぐ近くに同じ方向にいくバスがあったのでそちらに移動。バスが市内の中心にある9 de julioの大通りに差し掛かったとき、大規模なデモ行進に遭遇しました。おそらくこのデモ行進も地下鉄職員によるもの。このせいで一時的にかバスの運行状況が変更になったのでしょう。バスの中では、私同様に乗り馴れない路線なのか、目的地に行くにはどこで降りるのかを、運転手さんや周りの人に聞く人達がかなりいました。

いつもより時間がかかったものの無事に帰宅。さらなる情報収集のために早速、新聞記事を読んでみると…

ストの様子を伝えるClarín紙の記事

写真をみるとラッシュアワーにバスを待つ人々の大行列。私の経験した混雑なんて大したことありませんね。今回のストライキは地下鉄職員による賃上げを求めるもの。問題はその交渉相手。もともと地下鉄は国の管理下にあったのが、赤字によりその経営をブエノスアイレス市に移管することを決定。しかし市側は受け入れを拒否。市長のMacri氏は交渉のテーブルにすらつかないという自体。(ということだと思われ)その姿勢を国側は「乗客を人質に取った脅迫だ」と非難。組合側は来週、さらに48時間ないしは72時間(三日間!)のストライキを実行する意思を表明しています。

国も市も交渉につかないとなると、このストは相手なきストライキ。一体、どうなってしまうのでしょうか!いっそのこと自転車を買うべきなのか、、、?

■本日の単語■■
上記記事の中でみつけた単語をご紹介します。

DRAE:   gremio  組合

1.     m. Corporación formada por los maestros, oficiales y aprendices de una misma profesión u oficio, regida por ordenanzas o estatutos especiales. 

DRAE: colapsar < colapso まひ
      
2.     m. Paralización a que pueden llegar el tráfico y otras actividades.

DRAE: paro  ストライキ
 3.     m. huelga      (interrupción de la actividad laboral por parte de los trabajadores). 

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の私情による偏り、思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです

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16/05/12

作家カルロス・フエンテス死去

メキシコの作家カルロス・フエンテス氏が5月15日、メキシコの病院で亡くなりました。
Fuentes

La Jornada紙の記事 メキシコ

EL País紙の記事 スペイン

Clarín紙の記事 アルゼンチン

83歳でした。つい先日までブエノスアイレスを訪れていましたが、、、

ブックフェアーでのスピーチについての記事

フエンテス氏の死去についての著名人達のコメント

フエンテス氏の著作はこちらです。

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14/05/12

アルゼンチンひよっこ通信6 洗濯事情

日本の皆様こんにちは。5月もなかば、今頃は初夏へと向かう爽やかな季節を過ごしていらっしゃるころでしょうか。ここアルゼンチンでは寒い日もあれば20度越えの日もあり、季節の移ろいを特に感じないまま、気温が脈絡なく上下しゆるゆると冬に向かっていくようです。

さて、本日のテーマはずばり「洗濯」です。前回のYPF問題と打って変わって生活感ただよう話題ですね。しかしながら1ヶ月前にブエノスアイレスに着いてからというもの、常に頭の片隅から離れないのがこの洗濯問題なのでした。日本では長雨の時期以外は特に気にしていなかった洗濯。なぜにここに来てそのことばかり考えているかというと、

洗濯機のないアパートがとっても多い

からでした。今住んでいるアパートの決め手の一つは

洗濯機が家の中についてたから

といっても過言ではありません。この数十行で何度「洗濯」という言葉を入力したでしょう。この後もいっぱい出てきますのであしからず。

物心ついたときから洗濯機が家の中にありましたし、洗濯ができない不便さというのを切実に感じたことがなかったのです。しかし!それは恵まれた環境だったのでした。もちろん世の中にはもっと洗濯事情の困難な地域もあるでしょうが、ここブエノスアイレスでの洗濯は以下の4通り。

1)自分の家(アパート)の洗濯機で洗濯
2)アパートの共同洗濯場所で洗濯
3)コインランドリーで洗濯
4)洗濯屋で洗濯

アパートの物件情報にLavadoraとあれば部屋にあるか2)の共同洗濯場所がある。Lavadora (acceso)とあれば2)。どちらにもない場合は外で洗濯するしかありません。ところが3)のコインランドリーはあまり一般的でないようで、私が住んでいる周辺ではみかけません。コインランドリーかと思いきや、4)の洗濯屋lavanderoなのでした。私はここにきて初めてこの手のサービス業を知ったのですが、要は一般家庭から洗濯物を預かって乾燥までしてくれるお店です。クリーニング屋はtintoreríaといいます。(下の写真は洗濯屋とクリーニング屋をかねているタイプ)

最初に住んだアパートには洗濯機も洗濯場所もなかったので、近所の洗濯屋に持っていきました。最初は少なめにTシャツやパジャマを全部で5枚くらい。値段は21ペソ(約420円)。仕上がりは3日後くらいで、きちんと畳んでくれます。あら、結構便利じゃない?なんて思ってその次は少し多めに出しましたが料金は同じ。

値段はそんなに高くないのですが、よく見ると混紡のシャツは縮んでしまいましたし、洗った後しばらく放置されるのか部屋干しのような臭いがついていたり、一番困るのは仕上がり日が適当。最初は「翌日」というので翌日取りにいったら「明日」と言われて翌朝午前中にいくと「午後」という返事。お店にもよるのかもしれませんが、そこのお店は床中に洗濯物の袋がならび、数台ある洗濯機および乾燥機は回りっぱなしでとにかく忙しそう。たしかに1台の洗濯機で1回に回せる洗濯物は1人のお客さんの分だけ。(数人の洗濯物が混ざったら分けられない)手間ひまのかかる作業です。

Lavadero_2

とはいえ。こちらもトランク1個でやってきた身の上ゆえ、十分な衣類の持ち合わせがありません。急ぎの洗濯は手洗いするしかありませんでした。

今は念願の洗濯機付きアパート!好きなときに好きなだけ洗濯ができる!神様ありがとう!

と思ったのもつかの間。落とし穴はどこにでもあるものです。ここは乾燥機がなくベランダに干す場所もないのでした。共同洗濯場所の乾燥機は、業務用のごとく大きくて洗濯物がしわにもならず便利なのですが問題は料金の4ペソ(約80円)。お値段の問題ではありません。使用できる硬貨が問題。25ペソ硬貨と1ペソ硬貨しか使えないのですが、この1ペソ硬貨というのがすぐに手に入るものでもないのです。

というのもアルゼンチンには2ペソ紙幣と2ペソ硬貨があるため1ペソのおつりをもらうのが大変。しかもこの2ペソ硬貨も紙幣も洗濯機にも使えないがバスに載るときにも使えない。おのずと1ペソ硬貨の重要度が高まってくる訳です。みんなもらうのはいいけど出すのは控える。そのためお店にもないときが多いのです。

銀行でも両替はしてもらえるようですが、1人10ペソまで。洗濯機(4ペソ50)と乾燥機と両方つかったら1回で8枚なくなってしまう!色物と白物と分けたら12枚必要ですよ。我が家は洗濯機があるだけでも恵まれたほうですね。

この小銭不足がどういう事件を引き起こすかというと!

Quejas

意訳:
度重なる苦情により以下のお願い

使用中に他の人の衣類を出して、かわりに自分の衣類を入れるのはやめてください。
管理部

これはうちの洗濯場にあった張り紙。そんなことする人がいるのか!ゆるせーーん!

最後までせこい話ですみませんでした。おつきあいありがとうございます。

■本日の単語■■
上記張り紙の中でみつけた単語をご紹介します。こういう文章、書こうと思うと書けませんね。

DRAE:   debido a.  〜により

1.     loc. prepos. A causa de, en virtud de

DRAE: reemplazar  交換する、取り替える
         
1.     tr. Sustituir algo por otra cosa, poner en su lugar otra que haga sus veces. 

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の私情による偏り、思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです

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7/05/12

アルゼンチンひよっこ通信5 YPF

大型連休明けの月曜日、皆様いかがおすごしでしょうか?ブエノスアイレスは先週の寒波から一転、20度を超える暖かい週末でした。

気温だけではなく政治的にもホットな局面を迎えております。先週ついにYPF国有化法案が通り、支持者=kirchneristasが議会前で"fiesta"を行いました


"fiesta"の様子。ブックフェアーのときに若者達がたたいていた太鼓もこのリズム。左端にマテ茶を持った女性が映りますね、、、こんなときもマテ茶。持ち歩きに不便じゃないのかな?地元の人によると、この日は集会のために路線バス=colectivoもこの広場を通れず路線を変更していたとか。

さてそもそもYPFとは何なのか。
Wikipediaによると「スペインのレプソルがアルゼンチンの国有石油会社YPFを買収したことによってできた、石油とガスの多国籍企業

今回の法案はYPFの株式51%を国がレプソルYPFから接収するというもの。1ヶ月前にアルゼンチンについてからというもの、連日この問題がニュースで取り上げられない日はありません。歴史的重大事件なのであろう、、と重い腰をあげて、アルゼンチンのClarín紙に載っていた以下の記事を読んでみました。

Expropiación de YPF : 10 preguntas para entender el problema

この記事によると、そもそも1992年に当時のMenem大統領がYPFを民営化したのがはじまり。この民営化には現大統領Cristina Fernández de Kirchnerの亡夫Néstor Kirchner元大統領が関わっていたのですね。民営化されたYPFの株式をスペインのレプソルが80%取得することとなり、経営権はレプソルへ。

今回、再度国有化に至った経緯はこの記事には書いていませんが、ロレンシノ経済相へのインタビューと地元の人から聞いた話から推察するに、アルゼンチンは燃料の輸入が増大し経済発展するには自国の燃料をもっと活用したい、そのためには経営権も自国で持っているべきだ、、、ということのようです(かね?)

かといって、今回の国有化が国民に全面的に支持されているというわけでもないようで、上記のClarínの記事は今回、大統領が取った方法には批判的で、Se podría haber logrado el 51% sin entrar en conflicto con otro país, ni alarmar a la comunidad internacional, ni ahuyentar inversores. と言っています。というのも当然ながら今後、海外からの投資を呼び込めなくなる恐れが生じるからでしょう。

最後に野党もこの法案を支持したことに対して、以下のように述べています。

 

¿Por qué la oposición apoya? 

El Gobierno se envolvió en la bandera y algunos políticos temen que, si se oponen, se los supondrá vinculados a intereses antinacionales. No se ha entendido que los líderes políticos debe anticiparse a la opinión pública de mañana; no seguir a ciegas la circunstancial opinión pública de hoy. En 1982 había que estar contra la guerra y en 1999 contra la convertibilidad. Esta vez, había que estar en contra de la expropiación y a favor de una negociación inteligente.

(下線筆者)
YPF問題はアルゼンチンに来たばかりの外国人が批評できるような問題ではなく、ここ数日の新聞記事を追っただけでは全容ははかりしれないのでありますが、この記事は非常に読み応えがあり、表現力も豊かで面白いものでした。特に下線の部分はどこの国でも当てはまる意見なのではないかと思ったのでした。

■本日の単語■■
上記記事の中でみつけた単語をご紹介します。

estatización 国有化
DRAE:  estatizar =estatalizar
          
Convertir una empresa privada en una empresa estatal.

 autoabastecimiento 自給自足すること
DRAE
: abastecer
         
1.     tr. Proveer de bastimentos, víveres u otras cosas necesarias. U. t. c. prnl.

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです

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30/04/12

アルゼンチンひよっこ通信4 ブックフェアー

日本の皆様は大型連休に入ったところでしょうか。ゆっくりお過ごし下さいね。ブエノスアイレスは♫今は〜もう秋〜♫というか冬。つい先日までタンクトップで歩いていた人々が厚手のコートを着ています。

さて、本日は目下開催中の第38回国際ブックフェアーFeria Internacional del Libro de Buenos Airesについてご報告したいと思います!

Feria1

やっと書店員らしいレポートです。何を隠そう、実は私、ブックフェアーというものに行くのは初めて。もちろん社長を始め仕入れ担当のスタッフは日本、およびスペインで行われるフェアーに毎回参加しているわけですが、お恥ずかしながら私スタッフmはプライベートでも行ったことがなく、ここブエノスアイレスで初体験となりました。

まずは概要からいきますと、開催期間は4月19日から5月7日までLa Ruralという場所で行われます。ここは市内でも山の手地区、動物園や公園の多いエリアです。

私が行ったのは4月21日の土曜日の夕方。お目当てはウルグアイの作家Eduardo Galeanoの講演会でした。会場近くのイタリア広場に到着すると、どんどこどこどこという太鼓の音が響いてきました。賑やかさに引き寄せられるようにチケット売り場へ急ぐと、すでに長い行列が出来ています。夕方だというのに人気だなあ、と、とりあえず最後尾に並びました。列が進む間にもお菓子を売りにくる人、自転車につけるライトを売りにくる人がいて見ているだけで飽きません。先ほどの太鼓の音がひときわ大きくなったかと思うと、なんとそれは若者達による政治キャンペーン。話題のYPF問題です。太鼓をたたき大統領指示を訴えていたのです。いずれはこのYPF問題にも取り組まねば(←ただ単に新聞記事を読むということ)と思っているうちに順番がやってきました。

無事にチケットを入手して、とりあえず今夜のGaleanoさんの講演が行われる場所を確かめに場内をうろうろ。すると会場とおぼしき石造りの建物の前に広がる芝生地帯に、これまた長い長い行列を発見。嫌な予感がしつつ、列に並んでいる年配の女性に「ひょっとして、講演会のために並んでいるのですか?」ときいてみた。答えは”Sí”。まだ講演まで2時間近くあるというのに…すると突然、聞いた女性の隣にいた若い女の子が

「並ぶのなら向こうよ!ここからは並べないから!」

と芝生の遥か向こうを指差しながら親切にも(?)教えてくれました。指の先には夕暮れに沈むほの暗い空間にさらなる行列が、、、折しもその日は気温が10度も下がって皆さん寒そうに肩をすくめています。開始時間になったら戻ってきて、後ろの方でも入れるようなら入ってみよう、とその場をそそくさと立ち去り、展示会場に向かいました。

展示会場は東京ドームのような(行ったことありませんが…)だだっ広い空間に、ブースがずらりと並んで華やか。政府関係、大学関係の主に展示だけ、というブースと実際に書籍を購入できる書店、出版社のブースが半々ぐらい。やはり人気は実際に買えるブース。人だかりの出来ているところには、作者が来ていて著書にサインをしたり一緒に写真を撮ったりしていました。サンドイッチやお菓子を売るコーナーもあってデパートの催事場のよう。本にまぎれてアラビア風の装飾品を並べているブースもあり、ますます物産展的な雰囲気が漂っていました。

Feria2

書店でおなじみのスペインの出版社や、地元の出版社、ウルグアイやキューバのブースを興奮気味で探索。欲しい本が山ほどありましたが、こちらでも本はやや贅沢品。フェアー割引があるとはいえそんなに安くはありません。吟味した上で購入したのはこれ。Real Academiaの文法書の黄色い一群は2巻組の完全版から、マニュアルまで出てますが私に使えるレベルはこのハンディ版。戦利品にほくほくしている内に、先ほどのGaleanoさんの講演会の時間になりました。

しかし!会場前には入場を待つ行列が暗闇の中、延々と続いているのでした。考えが甘かった、、、と肩を落としながら出口へ向かいました。夜の9時を回っているのというのに帰る人より入場してくる人の方が多い。どうやら夜の11時まで開催とか。さすが宵っ張りのポルテーニョ(=ブエノスアイレスの人)。市民の娯楽として読書が根付いている環境にも感心しつつ帰路につきました。

翌日の新聞によるとGaleanoさんの講演会に集まった人々はなんと2,000人以上!お昼の2時から並んでいた人もいたとか。それはいうよね「ここからは並べないよ!」って、、、

講演会の様子を伝える記事(ビデオあり)

■本日の単語■■
上記記事の中でみつけた単語をご紹介します。

engañar 紛らわす
DRAE: 4.     tr. entretener      (distraer). Engañar el tiempo, el sueño, el hambre. 

          
con  chaleco marrón para engañar el primer frío porteño del año,
           茶色のベストで今年最初の寒さを紛らわして

ovación 拍手喝采
DRAE
: 1.     f. Aplauso ruidoso que colectivamente se tributa a alguien o algo. 

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです

 

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23/04/12

アルゼンチンひよっこ通信3 ホットな話題

皆様こんにちは。例年より少し肌寒いという噂の関東地方、いかがお過ごしでしょうか。日本の裏側ブエノスアイレスは例年より高い気温でつい最近まで夏日でした。週末から一気に気温が10度くらい下がり、そろそろ秋なのか、相変わらず日差しは強いけど、、というところです。

 なんとか生活も落ち着いて、ニュースもじっくり読めるようになった特派員mです。目下、アルゼンチンでホットな話題といえばガス会社YPFの国有化問題=la estatizacion de YPF。スペインの私企業REPSOLが経営権を持っているこの会社を、アルゼンチンが国有化する為に法律を改正してしまおう、、、という動き。もちろん、スペイン側、ひいてはEUでも問題になっているニュースですが、この話題は難しいのでもう少し調べてからお伝えしたいと思います、はい。

 その一方で、スペイン関係で話題になっているのが、スペイン国王の「ゾウ狩り旅行問題」。スペイン未曾有の不景気のさなか、国王のJuan Carlos1世が招待旅行とはいえアフリカにゾウ狩り旅行に行って怪我をし、国民に謝罪をした、というニュースです。スペインの歴史上でも国王が直接国民に謝罪をするというのはかつてなかったことで、大きな関心を呼んでいるわけですが、21日付けのアルゼンチンの新聞La Nacion紙では新たなニュースが、、、!

http://www.lanacion.com.ar/1466880-otro-golpe-para-juan-carlos-i-revelan-un-presunto-romance-con-una-alemana

なんと、国王に愛人疑惑が浮上。お相手は46歳ドイツ人貴族(*)のCorinnaさん。リンク先で写真が見られますが、奇麗な方です。渦中のゾウ狩旅行にも一緒だったという噂(スペイン王室は言及せず)。

しかし、この報道の出所はもっぱらスペイン以外のヨーロッパ諸国によるもの(イタリアのLa Stampa、ドイツのタブロイド紙Bild)。このような噂レベルの記事を大手新聞が載せてしまうというのにもちょっと驚きました。穿った見方をすれば、YPF問題でスペインとの関係悪化の影響なのでしょうか。

ちなみにスペインのEL PAIS紙でCorinnaさんの名前を検索してみましたが出てきたのは英語版記事

http://elpais.com/elpais/2012/04/19/inenglish/1334834492_440344.html

今後、スペイン国内でも話題になるのかもしれませんが、アルゼンチンではこのように報道されています。いわゆるネガティブ・キャンペーンなのでしょうか、、、??

個人的には、国王ともなると噂になる方も貴族、しかも(国王より)若くて美人、ということに感心。こういう記事だと俄然、集中して読んでしまう自分にもちょっと反省。それでは皆様また次回!

*)生まれは庶民ですが、二度目の結婚相手Casimir Zu Sayn-Wittgenstein氏が貴族だった。離婚後も貴族の称号は維持。

■本日の単語■■
アルゼンチン特有の単語ではないですが、「そーか、こういう単語をつかうのか、、、」と私が勉強になった単語をご紹介します。

plebeyo 庶民の

DRAE: 2.     adj. Dicho de una persona: Que no es noble ni hidalga. U. t. c. s. 

perdurabilidad 永遠(性)、永続性、耐久性

DRAE: 1.     f. Cualidad de perdurable      (perpetuo).2.     f. Condición de lo que dura mucho.

 

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです

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16/04/12

アルゼンチンひよっこ通信2 数字

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地球の裏側からこんにちは。アルゼンチン特派員スタッフMです。皆様お花見は行かれましたか?アルゼンチンはいま秋にさしかかっているはずですが気温は高め、街路樹の葉が青々としています。

さて、前回は観光気分で楽しくカフェレポートなどを行っていましたが、今回はちょっとシビアなお話です。生活を始めるということは楽しいことだけではないものだ、…ということを実感しております。くすん。

細かい話はともかくとして、日本にいるとあまり気にしていなかった経済状況、外国人として異国に住むとなると急に身近に感じられてきます。自国民の場合は住むところがあったり、家族、友人、職場、学校など色んな意味で保護されているわけですが、外国人はいわば丸腰、政府の経済政策などの影響を受けやすいわけです。

疎いながらも、なんとなく状況が察知できているのは、実は弊社の社長のおかげ。社長は国内外の経済状況に常に敏感で、仕事の合間などにもいろいろ話をしてくれていました。なのでスペイン語での経済用語などもちらほら教えてくれていたのです。

社長、あなたは偉かった。

いきなりの身内ぼめですみません。ただ将来、外国に住む予定があったり、外国と仕事をしたいなーという希望をお持ちの皆様、ぜひ経済に詳しくなっておいてください。現地新聞の経済ニュースをネットで普段からフォローしておくのもいいでしょう。ええ、私も遅まきながら学んで行きます!

さてひよっこの私にもアドバイスできるのは

数字に強くなれ

です。具体的にはお金の計算です。(レベルが低いですね)外国に行ったことのある方なら現地通貨を日本円で計算するというのはどなたでも経験があると思われますが、日本円を現地通貨で計算する、というのが案外できないものです。たとえば自分の年収をユーロもしくはドルで言えるかどうか、、、すぐには出てこないという方もいるのではないでしょうか。

数学が得意なはずなのに、「日本人は数字に弱い」と欧米人に言われてしまうその理由の一つは、桁数の違いです。日本は1万円、1000万円と数えますが、英語圏、スペイン語圏では1000単位。これが間違いやすい。今日から私は、1万円は10千円、10万円は100千円、1000万円は10百万と数えることにします!(ひそかに頭の中で)

その昔、英語の通訳養成セミナーにいったことがありますがそのとき現役の通訳の方がおっしゃっていたのは

「話の内容は白を黒といわなければ、細かい間違いはいい。しかし、数字は死んでも間違えるな」

でした。一桁ちがうだけで大違いですから!

■本日の単語■■

ambiente  スペインでは「環境」「雰囲気」という意味でよく使われていますが、ブエノスアイレスでは不動産用語として「部屋」という意味で使われています。
DRAE
:  7.     m. Am. Habitación de una casa.

departamento マンション、アパート
DRAE: 5.     m. piso      (vivienda).

honorario 報酬(不動産屋の場合は仲介手数料)
DRAE: 3.     m. Estipendio o sueldo que se da a alguien por su trabajo en algún arte liberal. U. m. en pl.

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです。

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10/04/12

アルゼンチンひよっこ通信1 カフェ

はーるばる来たぜアルゼンチン♫
あーなたと食べたい牛肉ー
カフェ文化だよー♫
(永谷園の懐かしの鮭茶漬けCMソングバージョンのふしでよろしくお願いします。ちょっと字余り)
関東地方は桜が咲いている頃でしょうか。皆様こんにちは。アルゼンチン特派員スタッフMです。都合により4月より南米アルゼンチン、ブエノスアイレスにやってきております。
もともとスペインでスペイン語を勉強したためラテンアメリカに来るのは初めてのひよっこですが、少しずつ私がこちらで経験したことを皆様に聞いていただきたく、この「アルゼンチンひよっこ通信」を始めたいと思っております。どうぞよろしくお願いします!

さて、ブエノスアイレスに到着した翌日からイースターの休み(la semana santa)に入ってしまい、何も出来ずにとりあえずカフェに入ってみました。市内には1ブロックおきくらいにカフェがあり、皆さんのんびりとコーヒーを飲んでいます。スペインのバールより明るくて開放的なかんじ。サンドイッチやWOK(=中華鍋、転じてチャーハンのような食べ物)など軽食もとれるので女性の一人客が新聞を読みながらご飯を食べているのもみかけます。WIFI(無線のインターネット)が入る店も多く、ノートパソコンを持ち込んでなにやら仕事をしているような人もいます。

自然食がはやっているのか、オーガニック野菜ジュース、玄米チャーハン、ベジタリアンフードなどもよくみかけます。テーブルに小さな花が飾ってあったりして、日本のカフェと似ているかなと思いました。

Jpg 明るい日差しの差し込むカフェ Casa Mua en Palermo Soho

2jpg サラダたっぷりのサンドイッチ。値段は日本なみ。 Casa Mua en Palermo Soho ここは手書きのメニューがかわいらしかったり、子供を遊ばせるスペースがあったりしてなんとも居心地がよかった。値段が鉛筆書きなのは、インフレに備えてすぐに書き換えられるようになのかな?

1jpg コーヒーを頼むとガス入りの水がついてきます。

■本日のひとこと■■

Ba'rbaro  もともとは「野蛮な」という意味ですが、ポルテーニョ(ブエノスアイレスの人)たちは「OK」という意味で使っているようです。電話でも、最後に「バルバロ」といわれて「何だ?」と思ってたら「了解」、という意味でした。スペインでいう Muy bien, でしょうかね。

さて来週はいよいよ不動産物件探し!不動産用語 en Buenos Airesもお届けしようかと!

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです。

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19/03/12

「MILEURISTAS」 という言葉の現実

Nimileuristas

「MILEURISTAS」という言葉、スペイン語を学習されている皆さんは聞いたことがありますか?

Deporte Deportistas, Arte Artistas などの「人」を表す ista/oを、
MIL EURO、つまり、1000ユーロ という単語にくっつけた造語ですね。

もともとは、2005年に、ある若者が新聞への投稿のさいに、自分を
「Soy mileurista.」、私は1000ユーロ生活者です。と言い表したのがきっかけでできた新語だそうです。
以来、スペインのマスコミでは、1ヶ月の収入が1000ユーロで生活している人、主に、若年層の総称として
広く使用されています。

若年層の失業率が既に、45%を超えたとも言われているスペイン。
先週のEL PAIS誌の表紙は、今のスペインの経済状況を表していると思いました。

真ん中の彼女19歳大学生は、卒業後はスペインを脱出して、移民になろうと考えているとのこと。それしかチョイスがないと。

チョイスがなくて、海外に移民せざるをえないのと、自らの意思で学習機会を求めて留学するのでは天と地の差ですね。
いろいろと考えさせられる記事でしたので、スペイン語を学習している皆さんに共有したいと思いました。

スタッフT

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28/02/12

スペインで注目の裁判 王様の娘婿 ウルガンダリン氏に疑惑!

http://politica.elpais.com/politica/2012/02/27/actualidad/1330376443_144980.html

スペインのロイヤルファミリーも、いろいろあるんですね。
今、注目されているのは、王様の娘婿 ウルガンダリン氏に公金横領の疑惑が。
現在、裁判が開始されています。
ニューズはこちらから。

見出しも結構刺激的なコメントです・・・。

Urdangarin elude su responsabilidad y echa las culpas a la familia de su socio
El extracto de la declaración muestra que estaba "insatisfecho" con el "reparto de beneficios"

←(意訳)
ウルガンダリン氏は、自身の責任を逃れる供述をし、共同経営者の家族に非難をあびせた。
同氏は、利益の分配について不満をもらしていたという証言の一部あり。。

スペインのロイヤルファミリー、長女の離婚からはじまって結構なんだかいろいろあるんですね。
まあ、人間らしいということで・・・

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