« febrero 2010 | Inicio | abril 2010 »

26/03/10

DELE道・5 旅行中に読む本

東京ではつい先日、桜の開花宣言があったというのになんだか肌寒いですね。3月も第4週ですが、USO INTERACTIVO DEL VOCABULARIOはまだ15課に入ったところ。さすがに今週末は家でも勉強しないとだめそうです。

さて、今月は連休もあったので小旅行にでかけたりもしたのですが、旅行中に読んだ本で面白かったのがこの本です。

Edj00042

白水社刊、高橋覺二先生の「スペイン語表現ハンドブック」

高橋先生は南山大学で教鞭をとられるスペイン語の研究者でいらっしゃいますが、これは先生がコツコツと集められたスペイン語の表現集です。

いわゆる文法書とちがい、文法説明は最小限に抑えてスペイン語の「ニュアンス」を詳しく解説してある本です。もちろんスペイン語で何かを表現したいときにどういえばよいのか、という実用的な使い方を念頭におかれて作られている本ではあるのですが、読み物として読んでも面白かったのです。

特にすばらしいのがスペイン語の例文。ネイティブと話したことがある方なら、こういう言い方きいたことある!というものばかり。なんとなく聞き流していたけど、実はそういう意味があったのか、といまさらながら気づかされることが多いのです。いくつか本書より例をあげてみます。

【聞き返し】
相手の聞き返しに対して念を押す「、、、と尋ねているのです」は,
疑問詞のない疑問文のとき:que si....
疑問詞のある疑問文のとき:que+疑問詞
(中略)
¿Se hace usted responsable?-¿Cómo dice?-Que si hace usted responsable.
あなたは責任をとれますか?-何ですか?-あなたが責任をとれるかどうか[と尋ねているのです].
(中略)
¿Qué te dijo?-preguntó Carlos.-Que si me mandaba mi madre.-¿Y después?-Que si quería un caramelo.
彼は君に何て言ったの?とカルロスは尋ねた.-お母さんの言いつけで来たのかって.-それから?-キャラメルがほしいかって.
(中略)
相手の心の裏を読んで,「・・・しろとでもいうのですか?」は¿qué quieres?,¿que+接続法?
¿Qué querías?,¿que te lo dijera delante de él?
彼の前で君にそのことを言えとでもいうのか?

さて、分量にして半ページほどの口語表現ですが、自力ではなかなか出てこない言い回しです。ここが「文法として理解している」と「実際に使える」との間に流れる深くて広い川なのです。こういうのがすらっと出てくるようになるといいのですがねえ。勿論、スペイン語圏に滞在している期間の長い方、スペイン語圏の方と日常話す機会がある、映画などスペイン語で暗記するほど見ている、という方ならおなじみの表現なのかもしれません。しかし日本に住んでいて、メディア、書物などでしか情報を得られない大多数のスペイン語学習者にとってはとても役に立つ本ではないかと思われます。実は接続法よりも過去形表現の方が身につけるのが大変なんですよね。

また、先生、いったいどこからこんな文章を思いつくのですか?というような秀逸な文章ばかり。Que si hace usted responsable.の会話分からはスペインで暮らしているといろいろ生活を送るに当たって面倒なことが多いんだろうな、と推察してみたり、¿Qué querías?,¿que te lo dijera delante de él?の会話文からはどういう状況のときにこういう会話になるのか、、、と思わず想像してしまったり。

巻末にスペイン語索引と日本語索引がついているので、辞書だけでは理解できなかった場合に使ったり、スペイン語で文章を作りたいときに引いたりという実用的な使い方もできますが、勉強に飽きたときとか、テレビのCM中、電車の中などでぱっと目についたところを読んで、会話文を口に出して読んでみるという使い方もおすすめです。

先生の巻頭文によると、本書の対象者は「スペイン語の初級程度の知識を既に習得している人,または習得しつつある人」ということですが、私のような万年中級者、自然なネイティブ表現を目指される上級者の方にもよいのではないかと思います。昔、スペイン語の先生がおっしゃっていたのですが、外国語を学ぶときにゼロから何か話せるようになるレベルに上がるのは意外とたやすく、「とりあえず通じる」から「熟達した表現が使える」ようになるまでには、絶壁を這い上がるよう、な努力が必要だと、、、先は長いですね。でも楽しみながらいきましょう!(m)

|

17/03/10

DELE道・4 おすすめ辞書その他

ふと気がついたら3月も半ば。今月中に終わらせる予定のUSO INTERACTIVO DEL VOCABULARIOがまだ第7課。全部で20課あるので本来なら10課まで終わっていないといけないはず。テンポを上げていかないといけません。

この問題集、単語帳を作るだけならまだしも各課の終わりにあるejerciciosでその課で覚えた単語を使って話してみたり、文章を書いてみたりする練習部分があって、ちゃんとやると結構時間がかかるのです。しかし書いたり話したりということは大事なレッスンなのでできるだけちゃんとやらないと。とはいえ仕事やら家事やらで勉強時間が結構とれないものです。でもなるべくなら日曜日は頭を空っぽにしたいし、、、というわけでなんとか一日の内で時間をひねり出すべく考えてみました。

trainまず通勤時間。これは座れないと問題はとけないので座れる時間が往復で約20-30分。
restaurantお昼休み時間。早めにお昼から戻って15分。
sunそして、就業前。早起きできた日にはいつもより3本早い電車にのって、会社のデスクで就業時間前に15分。

なんとか1時間です。これらができなかったときには家に帰ってやるしかないですね。平日1時間でも4週間で20時間。毎日ちょっとずつひねりだして週末はこころおきなく外出しましょう!

ところでこの問題集、勉強するときに欠かせないのが辞書です。そんなわけで今回はおすすめのオンライン辞書をご紹介いたします。

Real Academia Española
http://www.rae.es/rae.html
スペイン語辞書の最高峰といえばスペイン語諸国アカデミー編纂のDiccionario de Real Academia Española通称DRAEです。google検索でDRAEと入れただけでトップに出てきます。この辞書は検索ソフトによってはツールバーに簡易検索リンクを常駐させておくことができるのでおすすめです。動詞の場合は単語の左横にconjgarのボタンがついているのでそれを押すとすぐに活用もチェックできてとっても便利。
Buscarconj ←このボタンです。リンク先はandarの活用。
http://buscon.rae.es/draeI/SrvltGUIVerbos?IDVERBO=1042

スペイン語で文章を書くなら同じくスペイン語諸国アカデミー編纂の
Panhispanico de Dudas(通称DPD)
http://buscon.rae.es/dpdI/
この辞書は現在の基準に従って文法・正書法・語彙などのさまざまな疑問に答えてくれる辞書。セルバンテス文化センターの学習部部長カルロス先生にスペイン語の質問をしたところ、DRAEとこの辞書を使うように教えてくださいました。まず、DRAEで意味をしらべてDPDで使用法をチェックする。ネイティブの方でもちゃんとしたスペイン語を書くときには両方必要なんですね。asimismoはtildeがいるんだったかいらないんだったか?というときにも便利。答えは引いてみてくださいね。面白いから。

El País.com : Diccionario Sinónimos y Antónimos
http://www.elpais.com/diccionarios/sinonimos-antonimos/
スペイン語で文章を書くようになると、必要になるのがSinónimos y Antónimos(類義語・反意語)の辞書。日本語でもうそうだとおもいますが同じ文章中に繰り返し同じ単語を使用するのはくどくどしい印象をあたえます。そんなときにはSinónimos辞書が便利。この辞書はスペインの代表的な新聞社El Paísのオンライン辞書ですが、制作は例文が多く上級学習者必携辞書として有名なDiccionario Salamancaの出版社Santillanaが行っています。
しかし、、Sinónimosでもどういう意味の違いがあるの、、というところまで知りたいときは紙の辞書になりますね、、VOXの辞書DIC. AVANZADO VOX DE SINONIMOS Y ANTONIMOSDIC. ESENCIAL VOX DE SINONIMOS Y ANTONIMOS (bolsillo-ポケットサイズ)が解説がわかりやすくておすすめ。オンラインショップには載せていませんが、同出版社のDiccionario Manual VOX de Sinónimos y Antónimos(DIC00565)もあります。

とにかくわからない単語はすぐひく!が語彙力アップのオキテ。いつでもすぐ辞書をひけるようにしておきましょう!(m)

|

11/03/10

DELE道・3 おすすめポッドキャスト

DELE受験への道、略してDELE道(ドウ)と読みます。とはいえ茶道とか武道とかその道を極めるというよりは「DELE、どう?」くらいの気軽さで読んでいただけたら嬉しいです。「そんなヤワな気持ちじゃ、受かりませんよ」というご意見もございましょう。私もIntermedio(現在はB2)のときは「落ちるわけにいかない」というある意味せっぱつまった気持ちで受験いたしました。しかしながら試験は水もの、ガチガチに固まってしまっては実力もでません。気持ち豊かに地道な努力。がコツなのではないかと思います。そんなわけで、今週のDELE道はおすすめポッドキャストの続き。

Nomadas
Nómadas
スペイン国営放送RNE(Radio Nacional de Espana)制作のラジオ番組。ナビゲーターのÁlvaro Soto氏が世界各地をめぐるバーチャルな旅番組。ブログでは放送で訪れた街の地図をみることができます。こちらのブログからmp3形式でダウンロードすることもできますし、podcastで聴くこともできます。毎週更新で約1時間の番組。ニュース以外の音声が聞きたいとき、旅行気分も味わえておすすめです。

podcastで聴く場合はこちらのリンクから
http://www.rtve.es/podcast/radio-nacional/nomadas/

happy01「聞き流す」だけでも
外国語を集中して聴くのは結構疲れますよね。でも時には聞き流すだけでもよいと思います。何か作業をしながらでも何か耳に残るはず。外国語で重要なのはリズム。リズム感がつかめる様になると会話がスムースになります。また、普段からネイティブのスペイン語を聞き続けることにより、名詞の性数、動詞と前置詞の組み合わせなど「聞いたことある」という感覚が身についてとっさのときに役にたつと思います。

pencilしっかり勉強するには
前回ご紹介したニュースポッドキャストの場合、全部の記事を全て把握しようとしたら1日で疲れてしまうので(もちろん疲れない方もいらっしゃるかもしれませんが、、、)、あるひとつの大きなニュースを続けて追ってみるというのがお勧めです。現在私は、CHILEの大地震のニュースをずっと追いかけています。ポッドキャストで聴いて、知らない単語をメモ、ニュース全文をサイトでチェック。そして大きなノートに単語を関連付けながら書いていきます。Sinónimos y Antónimos、この事件に特有のボキャブラリー、例文。さらにプリントアウトしたニュース記事を貼り付けたり。スクラップブックを作るような感覚で楽しんでいます。

例えば「余震」ってスペイン語でなんというでしょう。答えはla réplica 次のリンクの4番目の意味です。
http://buscon.rae.es/draeI/SrvltGUIBusUsual?LEMA=réplica

↑このサイト何?と思われた方、次回で紹介いたしますよpaper!次回は便利!オンライン辞書のご紹介です。

毎回、ニュースを追うのは面倒だし難しいな、という方にはpuntoycoma;があります。興味のある分野が特集されているときに買ってみては?私はバックナンバーのアランブラ宮殿の号を頼んでみようかなと思ってます。最新号のアルゼンチンの記事も面白そうですが、、、悩んでしまいますね。(m)

|

4/03/10

DELE試験への道・2 準備運動

お店にもちらほら、DELE試験5月受験を目指す方々がいらしてくださるようになりました。

私スタッフMも公言したからにはやらずにはいられません。DELE試験への道。前回、「残り9ヶ月弱」と書きましたがもう3月です。時のたつのは早い。やはり計画的に行かなくては。というわけで大まかなスケジュール。

3月4月 準備期間 基礎力アップ
5月6月 DELE対策 開始
7月8月 応用力アップ
9月10月 表現力アップ
11月 心静かに試験日を待つ

すばらしい。この通りに行けばですけど。

さて、次に細かい目標設定にいきましょう。
3月 語彙力強化
4月 文法力強化

3月の目標は語彙力を増やすこと。具体的には下記の練習問題を終えること。
USO INTERACTIVO DEL VOCABULARIO[MET00955]
店頭にてご覧戴いた方もあるかもしれませんが、これは自分で書き込んでいく単語帳。テーマ別に効率よく語彙が覚えられます。ぱっと見たところ簡単そうで、これでC1大丈夫かな?とも思ったのですが、各章の最後についている練習問題をやってみると意外と出来ないところがあります。やはり「意味を知っている」と「実際にその単語が使える」の間には深くて広い川が流れていたのでした。

さて、それ以外に取り組んだのは環境作りです。2004年にINTERMEDIO(今でいうB2ですね)を受けたときはスペインから帰ってきたばかりで、スペイン語に慣れ親しんでいました。それから約6年の歳月が流れ、仕事で使ってはいるものの、普段使わない単語や言い回しはもはや記憶の片隅に追いやられております。

言葉は生活に根ざしたものですから、常に触れておくのが重要。今回は文明の利器、アップル社製iPod Touchを活用することにいたします。しかし昔は(といっても6年前ですが)リアルタイムでスペイン語が聞きたいと思ったらスカイパーフェクTVのスペイン語チャンネル「TELEVICION ESPANOLA」(現在はサービス停止。もうありません)にはいるしかありませんでしたが、今ではiPodで聞けるPodcastとアプリケーションを活用すると実に様々な情報が無料で手に入るのです。

すばらしい。
では今、私が活用しているPodcastをご紹介いたします。
iPodをお持ちでない方も、パソコンをお持ちならばitunesのソフトをダウンロードすることでパソコンで聴くことが出来る(はず)です。

Spanish_2

○NHK WORLD ニュース スペイン語版
http://www.nhk.or.jp/nhkworld/spanish/top/index.html

http://itunes.apple.com/jp/podcast/nw-spanish-news-nhk-world/id147776851

日本のニュースがスペイン語で聞けてしまうという実に役に立つポッドキャスト。しかも全文をWEBサイトにも掲載してあります。おそらくtranscripciónがある(聞いたことがテキストでも読める)というのはこのポッドキャスト位かもしれません。難をいえばWEBでは現在のニュースしか載ってないので、自分でコピー&ペーストでテキストドキュメントとして保存しとかないと更新されてしまうと過去記事が読めなくなってしまうということでしょうか。それにしても普段ニュースで流れていることをスペイン語にするとどうなるか、というのがわかるのはありがたいです。

たとえばCanciller japonésといえば、誰のことを指すでしょうか?辞書を引くと【canciller=政府高官、(ドイツなどの)首相】だから、鳩山首相ね。と思ったらKatsuya Okada、そう外務大臣の岡田克也さんです。辞書に出てくる二つ目の意味【(外交機関の)書記官、(中南米)外務大臣】、el ministro de Asuntos Exteriores de Japónということでした。ちなみに首相はel primer ministro japonésです。
参考辞書:白水社現代スペイン語辞典

毎日聞いて、テキストをチェックするだけでも相当力がつきそうです。

Mh

○BBC Mundo
http://www.bbc.co.uk/mundo/

http://www.bbc.co.uk/podcasts/series/mh

イギリスBBC放送提供のWEBニュースとポッドキャスト。こちらはラテンアメリカ諸国ニュースが中心。私の場合、中南米諸国の基礎知識、現在の事情などが欠如しているので聞き取りは至難の業。知らないことを聞き取るのって非常に難しいことがわかります。現地リポーターのアクセントの違いも面白い。

他にも色々紹介したいのですが、長くなりましたので続きは次回。(m)

|

« febrero 2010 | Inicio | abril 2010 »