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20/01/12

スペイン語の力 ! VIVA LA FUERZA DE ESPANOL !

先日のゴールデングローブ賞の授賞式での一幕について知っていますか?

ラテン俳優として世界に知られるアントニオ・バンデラスと、サルマ・ハッイェク
二人のスターを紹介するために、舞台にでてきたあるアメリカ人の俳優(?)。

二人の俳優としての素晴らしさをたたえたのですが、その後、
バンデラスと、サルマの英語のアクセントについてちょっとブラックなジョーク飛ばしました。

スペイン語なまりのアクセントが強烈なので何を言っているかよく理解できない?というようなことを言ったのですが、「政治的に正しくない」そんな発言に少し、会場もざわめいてしまったようです。

ここからが本題。

http://www.youtube.com/watch?v=u7i22Ln-Vpw

【ちょっぴり補足】

バンデラスとハイエックがプレゼンターとして登場したゴールデン・グローブ賞、受賞者はコメディドラマのModern Familyでした。日本のFOXでもこの春、放送が始まった30分のドラマ。従来の笑い声の入るシットコムではなく、ロケシーンもあり、番組の途中で登場人物たちが、画面に向かってインタービューに答えるかのように、台詞を言うシーンが挿入されており擬似リアリティー番組のように作られています。

中心になるのはアメリカ郊外に住む3家族。
不動産業者の夫、完ぺき主義の専業主婦クレア、3人の子ども、という一般的家庭。

クレアの弟のゲイの弁護士とそのパートナー(主夫)とベトナムからの養女

クレアのお父さんと年下のコロンビア人移民の妻とその連れ子

という「いかにも」現代的なアメリカ家庭が登場します。中でも注目なのはコロンビア人妻グロリアを演じるSofia Vergara この女優は自身もコロンビア出身。今まで日本で放送された番組の中では、彼女が随所でスペイン語のことわざを言うシーンがあり、それを聞いたまわりのアメリカ人たちが、意味がわからないながらも、何か哲学的なことを言われている、といった表情で「ふううん」というのが笑いのツボになっています。

おそらくこのグローブ賞のコメントも「なんかよくわからないけど高尚なスペイン語」という意味合いをふまえているのかな、と思われました。

ところで私スタッフmは2月の終わりにNYに行ってきたのですが、タイムズ・スクエア前の巨大広告で見かけたのが、Sofia Vergaraによるダイエット・ペプシ。

Dietpepsisofia

北米におけるスペイン語話者の増加のニュースは聞いていたものの、実際に訪れてみて、街中で聞こえるスペイン語の多さには改めて驚かされました。

Sofia Vergaraは化粧品のレブロンの広告にも出演。またディスカウント・チェーンのK-martではSofia by Sofia Vergaraというファッションブランドも展開するという人気ぶりでした。

ただし、まだ世間一般ではSofia Vergaraもいわゆる「Sexy」女優であり、スペイン語話者は廉価品を消費し、自制心がないのでやたら安いお菓子を食べて太っている、というイメージがあるような気がします。(Modern Familyのグロリアの息子マニーも小太り)

着々と増え続けるスペイン語話者が、アメリカ消費社会で位置づけられるイメージだけではなく、彼らの話すスペイン語が持つ歴史と文化が少しずつ英語圏にも認知されつつある、というのがこのゴールデン・グローブ賞の意味だったのではないかと思いました。


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