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17/01/13

アルゼンチンひよこ通信30 バカンスシーズン突入

日本の皆様こんにちは!あちこちで雪が降って交通機関のみだれなどいろいろご苦労なさった方もいらっしゃるのではないでしょうか。何はともあれ、きりっと冷えた空気の中、すがすがしく一年のスタートを切られたことと推察申し上げます。

さて、しばらく間があきましたがここアルゼンチンでも新しい年を迎えております。しかし今が夏の南半球では連日、三十度を超える暑さで頭はぼんやり体もだるい、という状態で、日本的な「新しいスタート」といった気持ちの切り替えがなかなかできません。そもそも1月はアルゼンチンで夏のバカンスシーズンにあたり、新年というよりはあくまで「夏休み」という印象です。街中でも普段より2割くらい人が少ないような気がします。ショッピングモール、チェーン店は通常営業ですが、個人店などは1月いっぱい、もしくは2週間お休みというところもちらほら見受けられます。いつもはいっぱいのマンションの洗濯室も空いてて快適です。

地元の人によると、勤め人の平均的な夏休みは約15日間でクリスマス付近から2月までの間に順次、取っていくもののようです。フリーランスで働いている人などは1ヶ月ほど休むこともあるようですが普通はだいたい、2週間ぐらいというかんじでしょうか。バカンスを過ごす人気の逗留先としては、ビーチリゾートのMar del Plata、南米のスイスと言われるBarilocheなどがあります。国外ではウルグアイ、ブラジルなどに行く人が多いようです。

さて、いつもより人が少ない状態で行われることといえば、交通機関の整備です。列車の駅の整備や新しいトンネルの建設の他、このたび、ブエノスアイレスの最も古い地下鉄A線の車両(その歴史100年)が、中国製の新しい車両に交換されることになりました。

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A線の車両。これが最近まで現役で動いていたことがすごいと思います。

引退する古い車両は一部が図書室として利用されることに

新しい車両をお披露目するブエノスアイレス市長、マクリさん
(さんざん受け入れをゴネていたマクリさんですが引き受けることが決まってからは積極的に活動しているご様子です)

そのため、1月12日から3月8日まで地下鉄A線は休業となります。普段、A線を利用している人々はバスを使用することになるわけですが、初日から長い列ができている、というニュースが報道されました。利用者によると普段より30分以上待たないとバスに乗れない、もしくはせっかく来たバスも満員なので停留所を通り過ぎてしまう、ということです。「地下鉄ストのときの経験から普段より1時間半早く家を出た」という人もいて、あらためてこちらの人の我慢強さに驚かされます。とにもかくにも、ブエノスアイレスで何かしようとすると、並ぶ、待つということからは逃れられないわけですが、地下鉄が2ヶ月も停止する、しかもこの暑い盛りに、という事態はあまりに耐えがたいのではないでしょうか。と、私のようないち外国人がこのように意見したならば

「だってどうしようもないだろ?」

といわれることでしょう。そうです、どうしようもないことは耐えるしかありません。日本人として感心するのが、その待たされているときにもかかわらず、こちらの方はお年寄りや妊婦さんに順番を譲ることです。先日、手紙を出すために郵便局で1時間あまり並んでいましたが、その間にもお年寄りに(限りあるイス)席を譲ったり、首にコルセットをはめたお年寄りがきたら、30人以上並んでいても、すぐに順番を譲ってあげたり、さんざん並んで必要事項に書き込もうとして、備え付けの全てのボールペンのインクが空で脱力しそうな私に、さっと自分のボールペンを差し出してくれたお姉さんがいたり、、と「耐えがたい状況こそ、皆で助け合う」という気持ちが素晴らしいと思います。
、、、とはいえ地下鉄のラッシュ時には順番守らずに誰もが入り口に殺到しますが、無事座席を確保して我に返ったら、席を譲ってくれることでしょう。

日本人が世界でいろいろ認められている様々な美徳、勤勉である、几帳面さ、事務処理能力の高さ、などなど優れている面はあるかと思いますが、忍耐力ではアルゼンチン人にはかなわないなあと思うのです。

注)地区や時期により事情は変わってくると思われます。さらに筆者の不勉強による思い違い、勘違いも十分予測されます。軽い読み物として楽しんでいただければ嬉しいです

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