リーディング教材を使った勉強について
(※2023年5月26日、少し内容を加筆しました)
お久しぶりです!
梅雨らしくさっぱりしない天気が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日DELEの7月試験がありましたね。
受験された方々お疲れさまでした。DELEは長丁場の試験なので集中力がいりますよねえ…
次の試験は9月ですので、あと2か月!あっという間に試験日が来てしまいそうです。
前回のブログではDELE試験の対策問題集について特集しました(かなり日が空いてしまいましたが)。
読んでくださった方々ありがとうございます。
今回は対策問題集を解くだけではない勉強方法として、リーディング教材を使った学習の仕方のご紹介です。
まず、リーディング教材はただの「読み物」ではありません。
「教材」ですので、各レベルがすべてそのレベルの範囲内の単語や文法を使って構成されます。
たとえば、A2レベルのリーディング教材には、通常それ以上のレベルの難しい単語や文法は登場しません。
(まれに、文脈上どうしても他のレベルの語彙が必要…という時は他レベルの語彙や文法が登場することもありますが…)
シリーズや出版社によっては、A1なのに少しA2の文法事項が出てくる等もありますが、
A1と書かれているのに完全にA2の内容だったとか、A2なのに完全にB1の内容だったとか、
そのようなことは基本的にないはずです。
- リーディング教材とは??
学習進度に沿った語彙、文法レベルで読解可能な文章を教材にした読み物です。
読むことによってご自身の学習到達度がわかります。
読むだけではなくCDや音声が付属しているタイトルもあるので、聞く力も鍛えることができます。
内容についての簡単なチェックテストつきなので、練習問題も解くことができます。
テーマはミステリーや冒険などさまざまです。
つまり、いきなり新聞やニュース記事を読んでも難しくて理解できない、というのはある意味当然なのです…
自分のレベルを完全に超えた範囲の言葉たちがたくさん出てきてしまいますよね。
そこで「自分のレベルに合った読み物でスペイン語の力を伸ばそう」
というのが今日のブログのテーマでもあり、それを助けてくれるのがリーディング教材です。
リーディング教材はこんな方へオススメです👇
- 「スペイン語で読む」という行為をDELE対策と結び付けたい方
- 完全にDELE対策を前提として読み物を探している方
※スペインのこども向けに書かれた児童書で勉強することもできますが、
「DELE対策」ということを重視するのであれば、
各レベルに沿った内容に触れることができるリーディング教材がおすすめです。
もちろん、DELE対策ではく、「スペイン語の勉強のために何かお話を読んでみたい」という場合は、
こども向けに書かれた本も良いですよね。イラストが素敵だったり、
お話自体が魅力的なものが多く、読むのが楽しくなります。
ちなみに当店でもリーディング教材は多種多様の取り扱いがございます!
(リンクをクリックで商品ページへ飛べます)
◆Un día en... シリーズ
◆Los casos de agencia ñ シリーズ
◆Los Fernández シリーズ
◆Anaya Lecturas graduadas シリーズ
以下2023年の新刊です!
◆Un Viaje Fantastico Aシリーズ
◆Los Turistas del Tiempo
では続いて勉強方法についてですが、これにはいくつかあります…
1.音声を聞いてみる
ますは音声を聞き流してみましょう。文章を目で追いながら、3回ほどかけてみると頭に入ってきます。
文章をよく見ながら聞き取れていたかをチェック。
その後、意味の分からない単語、聞き取れなかった単語を書き出して意味を調べます。
このとき、単語につづく前置詞や、同義語、反意語も書き出しておくと語彙が増えます。
ここまできたら、最後は音読!音声を真似して実際に自分の口からスペイン語として発してみます。
もちろん、お話の内容も最後には理解できていると楽しくなりますね。
2.とにかく読んでわからない言葉は調べてみる
私が初めてリーディング教材を使った時は、このやり方に近かったと思います。
当時超初級レベルA1だった私は、語学学校の宿題として、
自分のレベルと同じA1レベルのリーディング教材を読みました。
といっても読み始めた途端にわからない言葉だらけ、、涙目、、でした。
なんせお話の内容を理解する前に単語が分からない…1文読むのにどれだけ時間がかかることやら。
ですが、わからない言葉の意味を調べて、調べたら1文をもう一度通して読んでみる、
文の主語を意識して読んでみる、これをひたすら続けました。
こうして1冊を読み切ることで、後に勉強していく中で自分に力がついたことを実感しました。
すこしスラスラ分が読めるようになったぞ??あ、あの時出てきた単語/言い回しだ、など。
3.登場人物の会話に注目してみる
リーディング教材の多くは、登場人物が出てくるお話です。
会話に注目することで、言い回しなや各単語が実際に使われる場面を知ることができ、
生きたスペイン語を学ぶことができます。
(音声があれば聴くこともできるので、どう発音するかもバッチリです)
知っている単語でも、他の語彙と組み合わさることで成句になって違う意味になったり、
「あ、こういう時ってこういう言い方するんだ」とか、
「この単語ってこういう文脈で使われるのか~」とか、
ただ知識として頭に貯めておくだけでなく、
実際に自分が使う立場になった時(DELEや旅行など)のことも考えた
勉強ができるのではないか、と思います。
どうでしょうか?リーディング教材の使い方について少しでも知っていただけたら嬉しいです。
次の目標に向けて着実にレベルアップしていきましょう!
ではまた!
¡Hasta pronto!
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